清水寺の舞台(京都市東山区)

なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
清水寺の見どころの1つ「清水の舞台」で、素晴らしい景色を堪能してきました。

この記事に、「清水の舞台」の歴史・高さ・造り、さらにはなぜ作られたのか、その理由についてまとめておきます。

  • 清水の舞台がいつ作られたのか知りたい!
  • 崖からせり出すように建つ、あの造り(構造)が気になる…
  • 舞台は何のために作られたの?

といった場合などに、参考にしていただければと!

>>「清水の舞台から飛び降りる」の意味や由来はこちら【実話だった】

清水寺の舞台の歴史

清水寺(京都市東山区)本堂(清水の舞台)

本堂(国宝)の一部である「清水の舞台」は、古くから雅楽や能、狂言、歌舞伎といった日本の伝統技能が演じられてきた場所。

現在の舞台は、寛永10年(1633年)に、江戸幕府の3代将軍・徳川家光によって再建されました。
今でも特別な法会などの際には、舞台奉納が行われています。

>>本堂|歴史|音羽山 清水寺


『マンマ・ミーア』奉納(劇団四季オフィシャルムービーチャンネル)

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

劇団四季による『マンマ・ミーア』劇中ナンバーの奉納も。『マンマ・ミーア!』、名古屋の劇場に観に行ったなぁ!

ちなみに、お寺の創建当初(奈良~平安初期)、本堂に舞台は設けられていませんでした。
舞台が文献に登場するのは、平安時代末期になってからです。

平安時代の貴族・藤原成通ふじわらのなりみちが、蹴鞠けまりをしながら、舞台の高欄(手すり)を東西に往復した記述が「成通卿口伝日記」に残っています。

>>成通卿口伝日記|国立公文書館デジタルアーカイブ

清水寺の舞台の高さ

清水の舞台を下から見上げる

清水寺の舞台の高さは約13メートル。
4階建てのビルに相当する高さです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

舞台からの眺めは最高でしたが、下を見るのは、ちょっと怖かった…!笑

清水寺の舞台(京都市東山区)

また、舞台の床面積は約190平方メートルで、およそ100畳に相当する広さ。
410枚あまりの桧(ヒノキ)板が張られているそうですよ。

清水寺の舞台の造り【懸造り】

清水寺の舞台(京都市東山区)

清水寺の舞台は「懸造り(かけづくり)」と呼ばれる、日本古来の伝統工法でつくられています。

舞台を支えるのは、18本の欅(けやき)の柱。
この柱の縦横に、貫(ぬき・欅の厚板)を通し、「継ぎ手」という技法で組み合わせることで、釘を1本も使わずに、耐震性の高い構造をつくり上げることを可能にしているそうです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

懸造りのお堂は、清水寺のほかに、石山寺本堂(滋賀県大津市)や、東大寺二月堂(奈良市)などが挙げられます。それにしても、釘を1本も使っていないなんてスゴい!

清水の舞台(懸造り・傘のような部材)

また、水に弱い木材(舞台)を守るための工夫も随所に見られます。

貫の上部に、傘のような部材を設置したり、舞台に雨が溜まらないよう、床にわずかな傾斜を付けたりしているんです。
先人たちの知恵が、清水寺の舞台を支えているんですね!

>>清水寺の舞台裏|音羽山 清水寺

清水寺の舞台が作られた理由

清水の舞台(清水寺秋の特別拝観)

繰り返しになりますが、清水寺の創建当初、本堂は狭い崖の上ギリギリに収まっており、舞台は設置されていませんでした。
舞台が増設、しかもあえて崖からせり出すように造られたのは、なぜなのでしょうか?

その理由は、清水寺にお参りする人が増えたから。
多くの参拝客を迎え入れるには、本堂の前に床を張り出すしかなかったと、清水寺学芸員・坂井輝久さんの案内で進んだ、ブラタモリの中で説明されていました(京都清水寺・2017年4月8日放送)。

地主神社(京都市東山区)本殿
地主神社本殿

なお、清水寺本堂の後ろにあるのは、清水寺の創建以前から鎮座していたとされる地主神社(じしゅじんじゃ)。

清水寺本堂→地主神社拝殿→地主神社本殿と一線上に並んだ配置は、「神仏習合」の象徴とも言われています。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

この特徴的な配置を残したまま、本堂を広げるために、舞台を崖にせり出して造ったということですね!

>>地主神社の神職に聞く 音羽山に残る古代信仰の謎|清水寺 よだん堂

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 現在の舞台が再建されたのは、江戸時代の寛永10年(1633年)
  • 清水の舞台の高さは約13メートル
  • 舞台は「懸造り」と呼ばれる伝統工法でつくられている

清水寺境内マップ(清水の舞台・足場)
© OpenStreetMap contributors

舞台を支える柱の構造は、本堂を拝観後、音羽の滝から仁王門に戻る途中で見ることができます。

お参りの際は、舞台からの眺めとともに、「懸造り」の素晴らしさも堪能していただければと思います!

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