飛瀧神社の参拝現地レポ

なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。飛瀧神社(和歌山県那智勝浦町)にお参りしました。

この記事には現地レポとして、神社の見どころ・授与品・アクセス情報をまとめておきます。

  • 飛瀧神社のご利益を知りたい
  • 那智の滝を間近で見られる場所は?
  • 飛瀧神社の御朱印やお守りが気になる…
  • 参拝するかどうかはさておき、神社の見どころを知りたい

といった場合は、ぜひ参考にしていただければと思います。

飛瀧神社とは?【御祭神と見どころ】

那智の滝(熊野那智大社・飛瀧神社)
飛瀧神社に社殿はありません。滝を直接拝みます

飛瀧神社(ひろうじんじゃ)は熊野三山の一つ・熊野那智大社の別宮です。那智の滝そのものを大己貴神(御祭神)として祀っています。

初代神武天皇が東征の際、那智の滝に大己貴神を祀り、八咫烏(ヤタガラス)の先導で山々を越えて大和・橿原の地に入りました。つまり熊野の神様は、もともと那智の滝に祀られていたんです。

熊野那智大社(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)拝殿
熊野那智大社拝殿

ちなみに熊野那智大社に社殿が設けられ、熊野の神様が那智の滝から遷されのは仁徳天皇5年(317年)のこと。すごい歴史ですね。

>>飛瀧神社の公式ページはこちら(熊野那智大社Webサイト内)

那智の滝【ご利益・パワースポット】

那智大滝(一の滝)
銚子口の岩盤に切れ目があり、三筋に分かれて流れ落ちることから「三筋の滝」とも呼ばれています

那智の滝(一の滝)は高さ・水量ともに日本一。流下する水量は毎秒1トンとも言われます。滝の水は延命長寿の水として尊ばれているそうです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

滝全体から響いてくる深い音に包まれ、まるで「ゾーン」に入っていく感覚を覚えました。まさにパワースポット!

なお、那智の滝の詳しいスペックは以下のとおりとなっています。

  • 落差:133m
  • 銚子口の幅:13m
  • 滝壷の深さ:10m
その他特記事項
世界遺産国指定名勝
日本の滝百選日本の名水百選
日本の音のある風景百選

※隣接域の那智原始林も世界遺産・国指定天然記念物

お滝拝所舞台

お滝拝所舞台(飛瀧神社)

お滝拝所舞台では、滝を真正面から間近に見ることができます。那智の滝のエネルギーをもっとも感じられる場所だと言えるでしょう。

延命長寿と伝わる滝つぼの水も、神盃(初穂料100円)で飲むことができますよ。参拝可能時間は午前7時から午後4時30分で、参入料は以下のとおりです。

お滝拝所舞台参入料
大人300円
小中学生200円
未就学児無料

>>参拝可能時間が掲載されている、那智勝浦町観光協会のページはこちら

那智の火祭


共同通信社の公式YouTubeチャンネルからです

飛瀧神社は、毎年7月14日に行われる「那智の火祭」の舞台でもあります。

白装束の氏子たちが、最大約50kgの大たいまつを持って炎の乱舞を繰り広げる姿はファンタスティックの一言! 映画やゲームの世界に紛れ込んだかと思うほどです…。

那智の滝(大注連縄)

なお毎年7月9日と12月27日には、滝の銚子口の大注連縄(写真中央上)を張り替える「御滝注連縄張替式」も執り行われます。

光ヶ峯遥拝石

光ヶ峯遥拝石(飛瀧神社)

見どころラストは光ヶ峯遥拝石です。光ヶ峯は熊野の神様が降臨したと伝えられている山で、那智山熊野信仰の原点とされています。

石を撫でると、その原点の力を頂けるそうです。いざ触れてみると背筋がスッと伸び、天地と真っ直ぐつながるような感覚を覚えました。


さて宿泊施設の広告を挟んで、御朱印やお守りなどの授与品の紹介に移ります。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

広告は僕が紀伊勝浦駅付近で宿泊する場合の有力候補「OYO ホテル&レンタカー660」です。楽天トラベルの口コミ数が689件で総合評価が★4.42(記事執筆時点)。気軽に泊まれそうな雰囲気で好印象です

飛瀧神社の授与品

飛瀧神社の御朱印

飛瀧神社(那智の滝)の御朱印

飛瀧神社では二の御朱印を拝受しました。上が通常の御朱印です。

飛瀧神社(那智の滝)の限定御朱印

そしてこちらの青い御朱印は、東京五輪の大門坂聖火リレーなどを記念した限定御朱印となっています。

>>頂き方(場所・値段・時間)など、さらに詳しくはこちら

飛瀧神社の御朱印帳

熊野那智大社の御朱印帳

さらに飛瀧神社では御朱印帳も授かりました。熊野那智大社で頂けるのと同じモノです。滝のデザインがかっこいいです!

飛瀧神社のお守り【延命御守】

お滝拝所舞台への参入料を納めると「延命御守」を頂けます。お守りを受けた方のツイートをシェアさせていただきました。ミニサイズで可愛らしいですね。


さてさて、旅行関連の広告を再度挟んだのち、飛瀧神社へのアクセスと駐車場情報をのせてまとめに入ります。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

広告はクラブツーリズム。「熊野三山」で検索したところ、記事執筆時点で30件のツアーが該当しました。バスツアーなら乗り換えの煩わしさや運転の疲れから解放されますね

飛瀧神社へのアクセス

飛瀧神社(ひろうじんじゃ)

  • 住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
  • 電話:0735-55-0321(熊野那智大社)
  • 地図(マップ)

那智の滝前バス停(熊野御坊南海バス)
バス停「那智の滝前」

公共交通機関で向かう場合は、紀伊勝浦駅(JR紀勢本線)から熊野御坊南海バス(31系統・那智山線)に乗車します。バス停「那智の滝前」で降りれば、飛瀧神社の正面鳥居は目の前です。

紀伊勝浦駅から「那智の滝前」までのバスの所要時間は25分で、運賃(料金)は630円となっています。

>>時刻表・運賃表はこちら(熊野御坊南海バス公式サイト)

飛瀧神社の駐車場は?

飛瀧神社周辺のおもな駐車場は以下の4つです。

駐車場名駐車料金収容台数
熊野那智大社駐車場1回800円
(神社防災道路通行料として)
30台
青岸渡寺駐車場30台
那智の滝第1駐車場1回500円40台
大門坂駐車場無料90台

那智の滝第1駐車場
那智の滝第1駐車場

僕は那智の滝第1駐車場にクルマを停めて、飛瀧神社→青岸渡寺→熊野那智大社の順番で歩いてお参りしました。

大門坂駐車場は熊野古道をウォーキング(ハイキング)する場合におすすめで、飛瀧神社まで歩いて30分かかります。

なお周辺にはお土産屋さんが点在しており、買い物(食事)すると駐車料金が無料になるケースもあるようです。買い物の予定がある場合は、お土産屋さんの駐車場の利用を検討してみてもよいかもしれません。

飛瀧神社の情報まとめ

この記事の要点をまとめておきます。

  • 飛瀧神社では那智の滝を御祭神(大己貴神)として祀っている
  • 滝の水は「延命長寿の水」として尊ばれている
  • 神社では御朱印やお守りを頂ける
  • アクセスは紀伊勝浦駅からバスで25分。周辺に有料駐車場もある

最後までお読みいただきありがとうございます。飛瀧神社(那智の滝)が発する底知れぬパワーを、ぜひ現地で体感していただければと思います。

那智山青岸渡寺(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)三重塔
那智山青岸渡寺の三重塔と那智の滝

次に向かったのは那智山青岸渡寺(せいがんとじ)
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録資産になっているお寺です。
以下から次の記事へとお進みください。

次の記事はこちら【那智山青岸渡寺】

今回の熊野三山めぐり(日帰り)でお参りした神社仏閣

  1. 花の窟神社(日本最古の神社とも)
  2. 産田神社(イザナミがカグツチを産んだ場所)
  3. 熊野本宮大社(日本一の大鳥居は圧巻)
  4. 熊野速玉大社(新宮駅から徒歩圏内)
  5. 神倉神社(ゴトビキ岩が御神体)
  6. 補陀洛山寺(境内の補陀洛渡海船は必見)
  7. 飛瀧神社(延命長寿の那智の滝が御神体)
  8. 那智山青岸渡寺(三重塔と滝を一緒にカメラに収められる)
  9. 熊野那智大社(御縣彦社の御朱印も頂きました)

和歌山県の神社仏閣一覧