熊野三山巡り完全ガイド

なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。世界遺産・熊野三山巡りをしてきました。頂いた参拝の栞や熊野三山協議会のサイトなどを見ながら、幸せの余韻に浸っております!

この記事では、熊野三山にお参りする際に役立つ情報を幅広く紹介していきます。

  • 熊野三山への観光旅行を考えている
  • ご利益やパワースポットを知りたい!
  • モデルコース(参拝順序)はどんな感じ?
  • 熊野三山の御朱印や護符を見てみたい
  • 各神社へのアクセスが気になる…
  • 温泉やお土産などの周辺観光情報を探している

といった場合は、ぜひ参考にしていただければと。まずはおさらいを兼ねて、熊野三山とは何なのか簡単に説明しますね。

熊野三山とは?

熊野本宮大社(熊野三山)神門
熊野本宮大社神門

熊野三山とは和歌山県に鎮座する以下の3つの神社の総称です。三社は熊野古道(中辺路なかへち)によって結ばれています。

  • 熊野本宮大社くまのほんぐうたいしゃ(田辺市)
  • 熊野速玉大社くまのはやたまたいしゃ(新宮市)
  • 熊野那智大社くまのなちたいしゃ(那智勝浦町)
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

もともと三社は個別の自然崇拝に起源を持っていたのが、主祭神を相互に勧請することで「熊野三所権現」として信仰されるようになったようです(参考:田辺市熊野ツーリズムビューロー)

なお世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」には、神仏習合の過程で熊野那智大社と密接な関係を持つようになった以下の二寺院も、熊野那智大社とともに登録されています。

そのためこれらのお寺も、熊野三山に含められることもあるようです。青岸渡寺は門を隔てて熊野那智大社と隣接していますよ。

那智山青岸渡寺の三重塔と那智の滝
青岸渡寺の三重塔と那智の滝

それでは熊野三山には、皆さんどんなご利益を願ってお参りされるのでしょうか。次の章で見ていきましょう。

熊野三山のご利益

熊野速玉大社(和歌山県新宮市)拝殿
熊野速玉大社拝殿

熊野三山のご利益は以下のとおりです。熊野三山全体としては「生きる力をもう一度いただく蘇りの地」として信仰されています。

神社名おもなご利益
熊野本宮大社出世・家門繁栄
熊野速玉大社人生の再出発
熊野那智大社縁結び・諸願成就

※各神社の公式サイト・参拝の栞・御朱印のはさみ紙をもとに作成

ほかにも、熊野本宮大社境内の産田社は「女性の守り神」。熊野那智大社境内の御縣彦社は「導きの神様・旅行安全」と、それぞれ立札に記載がありました。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

僕はお参りするたびにすべて違う願い事をしました(誓いを立てました)。あなたは何をお祈りしますか?

熊野三山のパワースポット

大斎原の大鳥居(熊野本宮大社)
日本一の大鳥居(熊野本宮大社)

熊野三山それぞれの神社で、とくにエネルギーが満ち溢れていると感じたパワースポットを以下にあげました。

神社名パワースポット
熊野本宮大社日本一の大鳥居
熊野速玉大社神倉神社のゴトビキ岩
熊野那智大社那智の滝

神倉神社は熊野速玉大社の飛地境内摂社です。熊野大神が熊野三山に祀られる以前に、最初に降り立った崇高な場所とされています。

神倉神社(和歌山県新宮市)ゴトビキ岩
神倉神社のゴトビキ岩

次の章では熊野三山をどんな順番・ルートで巡るか? モデルコースを紹介していきます。

熊野三山めぐり

モデルコース【参拝順序は?】

熊野三山めぐりモデルコースマップ(地図)

熊野三山の回る順番に、決まりや風習はありません。僕は熊野本宮大社→熊野速玉大社→熊野那智大社の順にお参りしたので、ソレに倣ったモデルコースを以下にあげます。

車の場合バスの場合
熊野本宮大社
↓40分(34.1km)↓
↓本宮大社前~権現前↓
熊野速玉大社
↓35分(22.3km)↓
↓権現前~那智駅↓
↓那智駅~那智山↓
熊野那智大社

車の場合、熊野本宮大社に朝の時間帯に到着できれば、熊野三山を一日で巡ることは充分に可能です。一方バスの場合は移動所要時間が増えるので、一泊二日のプランが現実的でしょう。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

家から神社まで公共交通機関で移動するだけで半日近くかかっちゃう…、という人も多いと思いますので

なお僕が車で熊野三山を巡ったときのことや、バスで回る場合の路線バスの系統・運賃などは以下の記事にまとめましたので、合わせてご覧ください。

関連記事はこちら

>>熊野古道を歩く予定の方はこちら(和歌山県観光連盟「熊野古道・高野参詣道を歩くモデルプラン」)

熊野三山めぐりのツアー情報

熊野那智大社(熊野三山)拝殿
熊野那智大社拝殿

乗り換え時の不安や運転の疲れから解放されたい場合は、ツアーに参加するのもおすすめです。プランが充実しているのは以下の二社です。

  • クラブツーリズム
  • 阪急交通社

とくにクラブツーリズムは、東京発・大阪発・名古屋発など出発地も豊富。大阪と名古屋については日帰りツアーもありますよ(大阪発はバスツアー・名古屋発は列車)。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

正式参拝や伊勢神宮を一緒に巡るツアーもあり、見ているだけで楽しくなってきます。下のバナーから「熊野三山」でキーワード検索してみては?

定期観光バス

那智の滝(熊野那智大社別宮飛瀧神社)
那智の滝(熊野那智大社別宮飛瀧神社)

紀伊勝浦駅を発着地点とする定期観光バスも運行されています。朝8時30分に紀伊勝浦駅を出発して熊野三山を回り、15時10分に紀伊勝浦駅に戻ってくるコースです。

運賃は7,600円(小児4,670円)で完全予約制となっていますので、気になる方は以下のリンク先をご確認ください。運賃が590円お得になる割引クーポンもあります。

>>定期観光バス|熊野御坊南海バス株式会社

熊野三山の授与品

御朱印・御朱印帳

青岸渡寺を含む、熊野三山の寺社で頂いた御朱印が以下になります。左上は熊野本宮大社の大鳥居建立二十周年特別御朱印です。

また熊野三山の3つの神社では、オリジナル御朱印帳も授かっております。どれもかっこいいのですが、とくにお気に入りの熊野那智大社の御朱印帳を下に紹介します。

熊野那智大社(和歌山県那智勝浦町)の御朱印帳

朱塗りの本殿と、那智の滝を取り囲む緑との対比がたまりません! 滝の水を彷彿とさせる基調の青も美しいです。

熊野三山で拝受したその他の種類の御朱印(限定御朱印含む)や御朱印帳、受付場所や時間などの頂き方については以下の記事をご覧ください。御朱印デビューにもおすすめですよ。

関連記事はこちら

熊野牛王符(護符)【お守りにも】

熊野本宮大社(和歌山県田辺市)の熊野牛王神符(熊野牛王符)
熊野本宮大社の熊野牛王神符

熊野三山特有の御神符「熊野牛王符」も授かりました。神社によって若干名前が異なり、上の写真は熊野本宮大社の「熊野牛王神符」、下は熊野速玉大社の「熊野牛王宝印」です。

熊野牛王宝印(熊野速玉大社)
熊野速玉大社の熊野牛王宝印

さらに下は熊野那智大社の「烏牛王神符」となっています。それぞれ熊野権現の使いの烏(カラス文字)と宝珠で、社名などが表されているんです。

熊野那智大社の烏牛王神符
熊野那智大社の烏牛王神符

もともとは災難除けの「護符」だったのが、鎌倉時代には「誓約書」、江戸時代には「起誓文」の代わりとしても用いられるようになったんだとか。

また、熊野本宮大社の公式サイトには「懐に入れて飛行機・船に乗れば、船酔いや災難をまぬがれる」とあるので、お守りとしても使えそうです。

熊野三山へのアクセス

名古屋・伊勢から

神社アクセス
熊野本宮大社新宮駅から熊野御坊南海バスで約80分
熊野速玉大社新宮駅から徒歩16分
熊野那智大社紀伊勝浦駅から熊野御坊南海バスで約30分

>>熊野御坊南海バス

大阪から

神社アクセス
熊野本宮大社
  • 紀伊田辺駅から龍神バスで約75分
  • 紀伊田辺駅から明光バスで約60分
熊野速玉大社新宮駅から徒歩16分
熊野那智大社紀伊勝浦駅から熊野御坊南海バスで約30分

東京から

神社アクセス
熊野本宮大社南紀白浜空港から快速熊野古道号で約140分
熊野速玉大社
  • 南紀白浜空港から白浜空港リムジンバスで新宮駅へ(約135分)
    →新宮駅から徒歩16分
  • 南紀白浜空港から快速熊野古道号で権現前バス停へ(約190分)
    →権現前バス停から徒歩3分
熊野那智大社南紀白浜空港から白浜空港リムジンバスで紀伊勝浦駅へ(約110分)
→紀伊勝浦駅から熊野御坊南海バスで約30分

>>白浜空港リムジンバス(熊野御坊南海バス)

熊野三山の駐車場は?

熊野本宮大社無料駐車場
熊野本宮大社駐車場

熊野三山のすべての神社に駐車場があります。熊野那智大社に関しては、駐車場へ向かうための防災道路通行料として800円が必要です。

神社料金
熊野本宮大社無料
熊野速玉大社無料
熊野那智大社800円

ただし僕は熊野那智大社では「那智の滝第一駐車場(1回500円)」に駐車したうえで、飛瀧神社(那智の滝)→青岸渡寺→熊野那智大社の順に歩いてお参りしました。

>>【地図付】熊野那智大社へのアクセス・駐車場完全ガイド

熊野三山周辺の観光情報

玉置神社【奥の院/奥宮】

熊野本宮大社から北へ車で約45分の玉置神社は「熊野三山の奥の宮」と呼ばれています。お参りされた方のツイートを以下にシェアさせていただきました。

  • 住所:奈良県吉野郡十津川村玉置川1
  • 電話:0746-64-0500
  • 公式サイト:玉置神社

温泉・宿泊施設

勝浦温泉(和歌山県)
勝浦温泉

熊野三山周辺の有名な温泉を以下にまとめました。

  • 勝浦温泉
  • 熊野本宮温泉郷
    (湯の峰温泉・川湯温泉・渡瀬温泉)
  • 龍神温泉
  • 十津川温泉
  • 白浜温泉

どこも魅力的ですが、熊野三山めぐりの拠点にしやすいのは、多くの旅館・ホテルが立ち並ぶ勝浦温泉。紀伊勝浦駅から近いのもポイントです。

お土産

続いてお土産です。熊野三山の有名なお土産を以下にまとめました。

熊野本宮大社
熊野もうで餅(珍重庵)
※熊野三山共通
熊野サイダー(熊野鼓動)
熊野速玉大社
鈴焼(香梅堂)
八咫烏のたまご(御菓子処つくし)
熊野那智大社
那智黒(那智黒総本舗)
お滝もち(和か屋本店)

定番はやはり「熊野もうで餅」。僕の中で伊勢神宮でいう「赤福」のような存在です。購入された方のツイートを以下にシェアさせていただきます。

いっぽう、個包装のお土産が欲しい場合は、和か屋本店の「お滝もち」がおすすめ。こちらは「安永餅」のようなイメージです。熊野那智大社の表参道入口にお店がありますよ。

天気・気温

熊野三山の天気や気温は以下のリンクから確認できます。リンク先はすべて日本気象協会が運営する「tenki.jp」のサイトです。

那智の滝(和歌山県那智勝浦町)

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

雨の日の那智の滝は水量が増すため、いつも以上の迫力を味わえます(上は僕が晴れの日に撮影した写真です。コレでもスゴい迫力でした!)

熊野三山協議会・観光協会【関連リンク】

熊野三山について深く知るのに役立つ「熊野三山協議会」と、各観光協会へのリンクをまとめました。情報収集にご活用ください。

まとめ

この記事の要点をまとめておきます。

  • 熊野三山は「熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社」三社の総称
  • 各神社では熊野三山特有の護符「熊野牛王符」を頂ける
  • 車なら三つの神社を一日で回ることも可能
  • 公共交通機関で向かう場合は一泊二日で。アクセス面で勝浦温泉がおすすめ

最後までお読みいただきありがとうございます。記事を読む前に比べて、さらにワクワク感が増したのではないでしょうか?

今回の記事を参考に、熊野三山めぐりや周辺観光を楽しんでいただければ幸いです。

各神社の特集記事はこちら

熊野本宮大社

熊野速玉大社

熊野那智大社

【参考】僕が今回の熊野三山巡りで参拝した寺社一覧【日帰り】

  1. 花の窟神社(三重県熊野市・日本最古)
  2. 産田神社(さんま寿司発祥の地)
  3. 熊野本宮大社
  4. 熊野速玉大社
  5. 神倉神社
  6. 補陀洛山寺(補陀洛渡海船が怖い)
  7. 飛瀧神社
  8. 那智山青岸渡寺
  9. 熊野那智大社