常葉神社(大垣市)参拝ガイド

なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
常葉神社(岐阜県大垣市)にお参りしました。

この記事に、常葉神社の御祭神や頂いた御朱印、さらにはアクセス・駐車場情報まで幅広くまとめておきます。

  • 常葉神社ってどんな神社なの?
  • 常葉神社の御朱印を見てみたい!
  • 駐車場はあるのかな?

といった場合などに、ぜひ参考にしていただければと。
まずは、常葉神社がどんな神社なのか、簡単に説明しますね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

結神社(安八町)に続いての参拝です!

常葉神社とは?

常葉神社(岐阜県大垣市)鳥居
鳥居

常葉神社(ときわじんじゃ)

  • 御祭神:大垣藩歴代藩主
  • 神紋:九曜
  • 例祭日:10月10日(本楽祭)
    ※前日に試楽祭。年により変更あり
  • 御神体:戸田氏鉄公着用の甲冑
  • 社宝:「あらは」の指物
  • 公式Facebook:常葉神社

※現地由緒、参拝の栞、岐阜縣神社名鑑(岐阜県神社庁,2017)をもとに作成

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

参拝の栞によると、「あらは」の指物は初代藩主・戸田氏鉄の祖父・戸田吉兵衛尉氏光が吉田城攻略で功を立てた際、徳川広忠(徳川家康の父)から与えられた家宝。「あらは」は「よく切れる刃」という意味だそうです

常葉神社は大垣城のすぐ近く、大垣公園に隣接して鎮座する神社。
江戸・明治時代に大垣の地を治めた、大垣藩主戸田家の祖霊十二を祀っています。

大垣藩歴代藩主戸田家
戸田一西かずあき
(藩祖)
戸田氏鉄うじかね
(初代)
戸田氏信うじのぶ
(2代)
戸田氏西うじあき
(3代)
戸田氏定うじさだ
(4代)
戸田氏長うじなが
(5代)
戸田氏英うじひで
(6代)
戸田氏教うじのり
(7代)
戸田氏庸うじつね
(8代)
戸田氏正うじただ
(9代)
戸田氏彬うじあきら
(10代)
戸田氏共うじたか
(11代)

もともとは、嘉永5年(1852年)の戸田一西公250年忌に際し、第9代・氏正が大垣城内に一西公の神霊を祀ったのが始まりでした。

その後、大正5年に氏鉄公、昭和41年にその他の歴代藩主が合祀されて今に至るということです。

常葉神社の由緒(歴史)

常葉神社(岐阜県大垣市)拝殿
拝殿(昭和28年再建)。芝生がキレイ

  • 嘉永5年(1852年)5月:大垣藩祖・戸田一西公の250年忌
    →第9代藩主・氏正公が祠廟しびょうを大垣城内松の丸に創建
    伊勢神宮祭主・大中臣教忠卿から常葉大神(常葉明神)の神号を受ける
  • 明治6年(1873年)8月:大垣八幡神社に遷座
  • 明治24年:濃尾大震災により社殿倒壊
  • 明治35年4月(5月):神社創立の許可を得て、現在地に改築
    →同10月23日:遷宮式を斎行
  • 大正5年(1916年)11月9日:初代藩主・戸田氏鉄公を合祀
  • 大正6年10月4日:縣社に昇格
    →同13日:神饌幣帛神社となる
  • 昭和20年(1945年)7月29日:アメリカ空軍の空襲により焼失
  • 昭和26(27)年:神社本庁管轄、宗教法人常葉神社となる
  • 昭和41年:氏子の要望に基づき、大垣歴代藩主(戸田家)を合祀

※現地由緒、参拝の栞、岐阜縣神社名鑑(岐阜県神社庁,2017)をもとに作成

戸田氏鉄【初代大垣藩主】

戸田氏鉄騎馬像(大垣公園)
戸田氏鉄公騎馬像(大垣公園)

戸田氏鉄は家康の近習きんじゅとして仕え、関ヶ原の戦いや島原の乱にも参戦した武将(大名)。
寛永12年(1635年)に、美濃国大垣藩10万石の藩主となりました。

大垣藩では新田の開発や治山治水事業、大垣城郭・城下町の整備を行ない、今の大垣の礎を築いたということです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

以前は摂津国尼崎の領主で、ソコでの治水事業の手腕が認められて大垣藩主になったんだとか。氏鉄もスゴいし、幕府のマネジメントも素晴らしい…!

その他のおもな歴代藩主

常葉神社(岐阜県大垣市)本殿
本殿

  • 戸田一西(藩祖)
    家康の関東入国により、武蔵国鯨井くじらいに5千石の領地を与えられる。慶長6年(1601年)に近江国膳所ぜぜでの築城を命じられて3万石の大名となり、戸田家の礎を築く
  • 戸田氏庸(第8代藩主)
    天保9年(1838年)に藩校の始まりとされる学問所を設置。ココから多くの博士が生まれ、大垣は「博士のまち」「文教のまち」と呼ばれるようになる
  • 戸田氏共(第11代藩主)
    版籍奉還後、大垣藩知事に。大学南校(現東京大学)入学、岩倉具視の長女・極子との結婚を経て知事を辞任。その後、外交官や式部長官(宮内省)などを務める

※大垣城リーフレット(大垣藩と戸田氏)をもとに作成

常葉神社の御朱印

常葉神社(岐阜県大垣市)の御朱印

常葉神社の御朱印です。
神社から徒歩2分、こちらも大垣公園に隣接する濃飛護國神社の受納所で頂きました。
くわしくは以下の記事をご覧ください。

>>常葉神社の御朱印【場所・初穂料など】
常葉神社の境内風景&参拝所要時間

ココまでに載せきれなかった境内風景(写真4枚)を、ギュッと凝縮しました!

  • [左上]徳吉稲荷神社
    境内北東に鎮座。社殿前におもかる石もありました
  • [右上]八幡神社
    こちらは境内南西に鎮座。境内は比較的コンパクトです
  • [左下]狛犬
    玉取り(子取り)でない狛犬でした。イイ味出してます
  • [右下]永田正方碑
    大垣市史(通史編 自然・原始-近世)の馬術の項に名前があります。馬術に長けた人物だったのかな

なお、僕の参拝所要時間は、掲示された由緒を読む時間含め10分程度でした(御朱印拝受の時間は除く)。
観光・お出かけの計画を立てる際の参考にしていただければと思います。

常葉神社へのアクセス【地図】

常葉神社(岐阜県大垣市)アクセスマップ
© OpenStreetMap contributors

  • 住所:岐阜県大垣市郭町1-96
  • 電車でのアクセス:大垣駅(JR東海道本線)南口から徒歩8分
  • 車でのアクセス:大垣IC(名神高速道路)から11分
  • 地図(グーグルマップ)

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

駅から近く、アクセス良好ですね! 大垣駅から大垣公園へは商店街が続くので、道中も楽しいです

大垣駅南口(名阪近鉄バスのりば)
JR大垣駅南口

常葉神社の駐車場は?

常葉神社(岐阜県大垣市)駐車場マップ
© OpenStreetMap contributors

常葉神社や大垣城(大垣公園)に、専用の駐車場はありません。

大垣城公式サイトで案内されている市営丸の内駐車場や、市営東外側駐車場を利用するのがオススメです。
駐車場の住所や料金を下にのせておきますね。

丸の内駐車場東外側駐車場
常葉神社まで徒歩5分徒歩3分
住所丸の内2-23東外側町2-21
駐車料金30分100円30分100円
車両制限車高2.1m未満車高2.2m未満
公式サイト丸の内駐車場東外側駐車場


丸の内駐車場(左)と東外側駐車場(右)

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

なお、常葉神社周辺にはコインパーキングも多数点在しています。駐車料金の相場は市営駐車場と同じ30分100円程度ですので、見つけ次第停めてしまうのもアリかもしれません

まとめ

常葉神社(岐阜県大垣市)手水舎
手水舎

最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事の要点をまとめました。

  • 常葉神社は大垣藩歴代藩主を祀る神社
  • 御朱印は濃飛護國神社の受納所で頂いた
  • 専用駐車場なし。市営駐車場などを利用

それにしても、拝殿前の芝生がキレイだったなぁ。
常葉神社の名前と掛けて、あえて芝生にしてあるのかな?

大垣大神宮(岐阜県大垣市)
大垣大神宮

さて、次に向かったのは大垣大神宮(おおがきだいじんぐう)
常葉神社に隣接する小さな神社です。
以下から次の記事へとお進みください。

次の記事はこちら【大垣大神宮】

そのほか常葉神社周辺の寺社史跡

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