長栄寺(名古屋市中区)参拝ガイド

なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
長栄寺(名古屋市中区)にお参りして、ステキな時間を過ごしてきました。

尾張三十三観音霊場の第2番札所。
境内に俳人・横井也有の名前が刻まれた碑「蘿塚」がある、曹洞宗のお寺です。

長栄寺(名古屋市中区)山門(総門)
山門と標柱「金毘羅大権現長栄寺」

このページでは、そんな長栄寺の「アクセス・駐車場」「見どころ・歴史」「頂いた御朱印」について紹介していきます。

  • 長栄寺への行き方を知りたい!
  • 長栄寺ってどんなお寺なの?
  • 長栄寺の御朱印を見てみたい…

といった場合などに、参考にしていただければと。
まずは長栄寺がどこにあるのか、アクセス・駐車場情報からいきますね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

岩塚七所社(中村区)に続いての参拝です!

長栄寺(中区橘)へのアクセス【地図】

長栄寺(名古屋市中区)アクセスマップ
© OpenStreetMap contributors

  • 住所:愛知県名古屋市中区橘1-14-37
  • 電話:052-331-0722
  • アクセス
    • 上前津駅(地下鉄鶴舞線名城線)7番出口から徒歩7分
    • 東別院駅(地下鉄名城線)4番出口から徒歩9分

最寄り駅から長栄寺への徒歩ルートを、上の地図に示しました。
尾張33観音第1番・大須観音からも徒歩12分とアクセス良好です。

長栄寺(中区橘)の駐車場

長栄寺(名古屋市中区)駐車場マップ
© OpenStreetMap contributors

境内各所が参拝者駐車場になっていました。
山門をくぐって進入できそうです。

長栄寺(名古屋市中区)駐車場
駐車場

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

引き続き「蘿塚」など、長栄寺の見どころ紹介に移ります!

長栄寺(中区橘)の見どころ

蘿塚【横井也有】

長栄寺(名古屋市中区)蘿塚(横井也有)
蘿塚(羅塚)

蘿塚らづかは俳人・横井也有やゆうの門人・石原文樵ぶんしょうが、その恩義に報いるために建立した塚。
也有の髪と爪を乞い求めて埋め、土を高く盛り、青蘿あおかずらを植えて也有の徳風を後世に伝えようとしたものなんだとか。

碑石には「也有雅翁」、その下に「肥遁励操」「滑稽蜚声」と刻まれていました。

九老尚歯会の図(尾張名所図会 前編 巻2愛智郡)
尾張名所図会「九老尚歯会の図」(出典:国立国会図書館デジタルコレクション)

蘿塚の建立は明和6年(1769年)。
安永10年(1781年)には、内藤東甫とうほが也有をはじめとする九老を招き、詩歌連俳の会「尚歯会」を長栄寺で開いたそうです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

横井也有で有名なのは俳文集「鶉衣(うずらごろも)」。BOOKデータベースには「松尾芭蕉と好対照をなす俳文の名手」とあります。今度、図書館で借りて読んでみよう!

本堂【歴史】

長栄寺(名古屋市中区)本堂
本堂

寺伝によると、長栄寺は天平13年(741年)に聖武天皇の勅願で建立された国分寺の1つ。
はじめは「金光明天王護国寺」と呼ばれており、中島郡萩園村(現在の稲沢市矢合町)にあったそうです。

長栄寺(名古屋市中区)大銀杏(化銀杏・名古屋市保存樹)
大銀杏(名古屋市保存樹・樹齢400年)

今の寺号になったのは、清洲に移転再興した文禄年中(1592-95年)のこと。
その後、清洲越しで政秀寺の南に移ったのち、天和3年(1683年)に徳川光友の命で現在地に移り、今に至るということです。

長栄寺の由緒(歴史)

長栄寺(名古屋市中区)石塔
石塔

  • 天平13年(741年):聖武天皇の勅願で「金光明四天王護国寺」として建立
  • 神護景雲3年(769年):鵜沼川(現木曽川)の氾濫により荒廃
  • 宝亀6年(775年):台風によりさらに荒廃
  • 弘仁年中(810-823年):弘法大師空海が海東郡森山村(現あま市森山)に移し、十一面観音菩薩を安置。景雲山永見寺と改める
  • 承久3年(1221年):北条氏の兵火により焼失
  • 天文年中(1532-55年):織田氏の兵火により一草堂を残すのみに
  • 文禄年中(1592-95年):織田信秀の妹・小林城主牧義清夫人により清洲に移転再興。現寺号となる
  • 慶長15年(1610年)ごろ:慶長遷府(清洲越し)により政秀寺の南に移る
  • 天和3年(1683年):前年の徳川光友の命により現在地に移る

※参拝の栞、Network2010をもとに作成

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

明治13-22年(1880-89年)には、愛知学院大学の前身「曹洞宗専門支校」が長栄寺で行われていたそうです!

長栄寺(中区橘)の御朱印

長栄寺(名古屋市中区)の御朱印
長栄寺の御朱印

長栄寺では「十一面観世音菩薩」の御朱印を記帳していただきました。

長栄寺(名古屋市中区)の御朱印(尾張三十三観音霊場第2番札所)
長栄寺の御朱印(尾張三十三観音霊場納経帳)

加えて、尾張三十三観音霊場の専用納経帳にも朱印を拝受しております。
御朱印を頂いた場所や時間などは、以下のリンクをご覧ください。

>>[詳細]長栄寺(中区橘)の御朱印|場所や時間など

まとめ

長栄寺(名古屋市中区)石像
石像

金剛山長栄寺(こんごうざんちょうえいじ)

  • 御本尊:釈迦牟尼仏木造坐像
  • 宗派:曹洞宗
  • 霊場札所など:尾張三十三観音霊場第2番札所

※参拝の栞、曹洞禅ナビをもとに作成

最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 長栄寺は真宗大谷派名古屋別院の北にある曹洞宗のお寺
  • 石原文樵が横井也有の恩義に報いるために建立した「蘿塚」で知られる
  • 聖武天皇の勅願で稲沢の地に建立。清洲越しを経て天和3年に現在地へ移る

僕の参拝所要時間は、御朱印拝受の時間を含めて30分弱でした。
観光・お出かけの計画を立てる際の参考にしていただければと思います。


久国寺(名古屋市北区)岡本太郎「歓喜の鐘」・御朱印
久国寺(北区)「歓喜の鐘」

さて、長栄寺をあとにして、次に向かったのは久国寺(きゅうこくじ)

岡本太郎作の「歓喜の鐘」や、浅野祥雲作の護国観音像で知られる曹洞宗のお寺です。
とくに歓喜の鐘は、生で見られて感動しました…!
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