須佐之男社(東之切)にお参りしたよ|アクセス・駐車場など

なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
須佐之男社(名古屋市東区古出来)にお参りしました。
出来町天王祭の三台の山車のうち、東之切の「王羲之車」の格納庫がある神社です。

須佐之男社(名古屋市東区古出来1・東之切)本殿と秋葉社
社殿

須佐之男社の境内には、二つの社殿が並んでいました。
上の写真右側がスサノオを祀る本殿。
左はカグツチを祀る秋葉社だと思われます。
(社殿に彫刻「天狗の羽団扇(?)」が施されていました)

須佐之男社(名古屋市東区古出来1・東之切)常夜燈「秋葉山」
常夜燈「秋葉山」

鳥居脇には「秋葉山」「文政五(年)壬午十一月吉日」の文字が刻まれた常夜燈も。
このページには、須佐之男社の歴史や山車、アクセス・駐車場情報についてまとめておきますね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

素盞男社(千種区松軒)から歩いての参拝です。この日は名古屋のスサノオ社巡り!

須佐之男社(東之切)の歴史

須佐之男社(名古屋市東区古出来1・東之切)
境内全景

愛知縣神社名鑑に「文化2年(1805年)の祭車の出現を見た記録によれば、それ以前村の氏神として鎮座した」とあります。

安政3年(1744年)ごろに、このあたりで立て続けにスサノオが創祀されているので、こちらの創建も同時期なのかもしれません。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

黄色いアンダーラインに該当するのは、東区水筒先や、千種区松軒・内山などです。松軒のスサノオは僕が直前に参拝した素盞男社のこと。水筒先と内山のスサノオは、後にそれぞれ昭和区広路町(須佐之男神社)と、中村区日吉町(素盞男神社)に遷座しています

須佐之男社(名古屋市東区古出来1・東之切)献灯台
献灯台「奉日支出征軍人武運長久願」

そのほかの由緒としては、明治10年(1887年)に据置公許。
昭和55年(1980年)に、十五級社から十四級社に昇級したということです。

須佐之男社(名古屋市東区古出来1・東之切)古出来町会館社務所
古出来町会館社務所

須佐之男社の山車【王羲之車】


出来町天王祭の様子(Netrork2010より)

動画の「古出来町」の山車が、東之切の「王羲之車(おうぎししゃ)」です。
画面をタップすると、王羲之車の登場シーンから再生が始まります。

からくり人形が、逆立ちして獅子を舞うのが見どころなんだとか。
動画内「3分44秒~」の部分がソレに該当するのでしょうか。

須佐之男社(名古屋市東区古出来1・東之切)山車「王羲之車」格納庫
格納庫。「古」の文字が見えます

文化2年(1905年)に他所から購入したという、もとの山車は、昭和20年(1945年)の戦災で焼失。
その後、町の人々の熱意により、5年がかりで今の山車を再建したそうですよ。

>>[参考]王羲之車|名古屋市公式サイト
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

中国の東晋の時代に王羲之(おうぎし)という有名な書家がいます。山車の名前はココから来ているのかな

須佐之男社へのアクセス【地図】

須佐之男社(名古屋市東区古出来・東之切)アクセスマップ
© OpenStreetMap contributors

  • 住所:愛知県名古屋市東区古出来1-12-18
  • アクセス
    • バス停「古出来町」(市バス/名鉄バス)から徒歩3分
    • 大曽根駅(JR中央線/地下鉄名城線など)から徒歩18分

須佐之男社は、信号交差点「古出来町」の近くに鎮座しています。
名古屋駅から向かう場合は、名古屋駅バスターミナル(市バスターミナル)の10番のりばから「基幹2号系統(猪高車庫行き)」の市バスに乗車すればOKです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

電車だと、大曽根駅のほかに「千種駅・車道駅・今池駅・ナゴヤドーム前矢田駅・森下駅」からも同様の所要時間で歩いて行けます

須佐之男社の駐車場

須佐之男社(名古屋市東区古出来・東之切)駐車場マップ02
© OpenStreetMap contributors

地図内の青色で示した場所などに、コインパーキングが点在していました。
駐車料金は30分100円、もしくは60分200円程度です。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

「60分でお参りするぞ!」と事前に決意しておけば、出来町天王祭のスサノオ三社(東之切・中之切西之切)を1時間以内で巡ることも充分に可能だと思います

須佐之男社(名古屋市東区古出来・東之切)近くの駐車場(鈴木不動産コインパーク古出来一丁目)
鈴木不動産コインパーク古出来一丁目(30分100円)

まとめ【参拝時間】

須佐之男社(名古屋市東区古出来1・東之切)手水
手水(?)

須佐之男社(すさのおしゃ)

  • 御祭神:建速須佐之男命
  • 社格など:十四等級、旧無格社
  • 例祭日:6月第1日曜日
  • 参拝所要時間:10分弱

※愛知縣神社名鑑(愛知県神社庁,1992)をもとに作成。参拝所要時間は僕の実測値です

最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 東之切の須佐之男社には、出来町天王祭の山車のうち「王羲之車」の格納庫がある
  • このあたりで立て続けにスサノオが創祀された、江戸時代中期~後期の創建か
  • 鎮座地は信号交差点「古出来町」近く

ちなみに「東之切」の読み方は「ひがしのきれ」(参考:英語版 あいちの山車まつり)。
僕はずっと「ひがしのきり」と読んでいました(笑)


須佐之男神社(名古屋市東区出来町・中之切)
須佐之男社(中之切)

さて、須佐之男社の次に向かったのは、西へ170mほどの中之切なかのきれの須佐之男社です。

こちらには、若宮八幡社から譲り受けた山車「河水車(かすいしゃ)」が格納されています。
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