氣比神宮の境内に立つユーカリの木は、武運長久を祈る陸軍関係者によって、昭和11年(1936)に献木されました。
北陸地方(寒冷地)では珍しく順調に生育していましたが、平成の2度の台風により大きな被害を受けることに。
それでも防腐処理や添木によって若葉が芽吹き、神域に湧く地下水の恵みも受けながら樹勢を徐々に取り戻しています。
かつての樹高は約10.6m。
5月中旬が見頃で、夏には緑白色の花を咲かせていました。樹種はグローブルスです。
ぼく(なごやっくす)
ちなみにユーカリは600種類以上あると言われており、そのうちコアラが食べるのは30種類程度だそう。グローブルスは食べるのかな?
参考文献
- 現地案内板「天然記念物 ユーカリ」
- 氣比神宮 御由緒・参拝案内(氣比神宮社務所発行)
- 気比神宮のユーカリノキ|福井県 森づくり課PDF
- コアラはなぜ毒のあるユーカリの葉を食べられるのですか|毎日小学生新聞