氣比神宮(気比神宮・福井県敦賀市)の中鳥居前に、旗掲松があります。
南北朝争乱時代の延元元年(1336)に宮司・気比氏治が南朝・後醍醐天皇を奉じ、氣比大明神の神旗を掲げたと言われる祈願の松です。
氏治は武将として金ヶ崎城で北朝・足利尊氏軍に対して奮戦しますが落城。
息子の斉晴とともに自害したと伝わります。
今でも旧松根から芽吹いた二代目が成木として力強く育っています。
ぼく(なごやっくす)
朱塗りの鳥居との対比が絵になる、美しい松でした!
参考文献
- 現地案内板「旗掲松(はたかけのまつ)」
- 氣比神宮 御由緒・参拝案内(氣比神宮社務所発行)
- 気比氏治|デジタル版 日本人名大辞典+Plus|コトバンク
- 気比斉晴|デジタル版 日本人名大辞典+Plus|コトバンク