なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
結神社(岐阜県安八町・むすぶじんじゃ)にお参りして、ステキな時間を過ごしてきました。
縁結びの神様として知られる神社です。
この記事に、結神社のご利益や頂いた御朱印&赤い糸、さらにはアクセス・駐車場情報まで幅広くまとめておきます。
- なぜ縁結びのご利益で有名なの?
- 結神社の御朱印や赤い糸を見てみたい!
- 駐車場ってあるのかな?
といった場合などに、ぜひ参考にしていただければと。
まずは結神社のご利益から紹介しますね。
大領神社(垂井町)に続いての参拝です!
結神社のご利益【4つ】
一の鳥居
結神社には縁結びをはじめ、お祈りしたくなるご利益がいっぱい!
4つ順番に紹介します。
縁結び
拝殿
- 天御中主尊(あめのみなかぬしのみこと)
- 高御産霊尊(たかみむすびのみこと)
- 神御産霊尊(かみむすびのみこと)
- 猿田彦命(さるたひこのみこと)
※猿田彦命は江戸時代に合祀。参拝の栞をもとに作成
結神社は御祭神の「むすび(むすぶ)」が和合円満の意味を持つことから、「縁結びのパワースポット」と表現されることも多い神社。
参拝の栞によると「生産・増産の神」としても霊験あらたかだそうです
絵馬にも「えんむすびの神様」とあります
境内には恋愛成就のハート絵馬(上の写真)も奉納されていました。
ベンチには結婚塾の広告も。縁結び神社ならでは!?
さらに結神社には、照手姫と小栗判官に関する愛のロマン伝説も残されています。
これも結神社が縁結びのパワースポットと呼ばれる理由の1つです。
照手姫ゆかりの町屋観音堂
- 応永30年(1423年)のお話
- 照手姫(武蔵国相模の郡代横山の娘)が、常陸国結城の小栗判官小次郎助重を恋しく思って迷い歩くうち、この地にたどり着く
- 守り本尊のお告げにより、小栗判官と再会できるよう結神社(当時は結大明神)に7日間祈願する
- 結大明神から「願いを叶えるので、守り本尊を当社に納めよ」とのお告げを受ける
- 照手姫が守り本尊を納めたところ、小栗判官との再会が見事実現する
- 神様のあらたかな霊験を感じた人々により、縁結びの神様として信仰される
- 現在、守り本尊(黄金仏)は町屋観音堂の十一面観音の頂に納められている
※現地立札(安八町教育委員会)、参拝の栞をもとに作成
十一面観音は「縁結び・安産の観音様」として崇拝されているそうです(18日が縁日)。町屋観音堂へのアクセスマップを下にのせておきますね
旅行安全
手水舎(御手洗水鉢・安八町指定文化財)
文政9年(1826年)に越前鯖江藩の第8代藩主・間部詮勝が参勤交代で江戸に出府する際、結神社の前で馬が突然動かなくなり、家来も頭痛&腹痛に襲われて困ったそう。
そこで、詮勝が御手洗水鉢(上の写真)を寄進することを誓ったところ、無事に出発することができたんだとか。
二の鳥居
また、この地には大垣と名古屋とを結ぶ鎌倉街道(美濃路)が通っていたこともあり、名士高僧をはじめ多くの人々が旅の安全を祈願したそうです。
- 十六夜日記(建治3年[1277年]・阿仏尼)
守れただ契り結ぶの神ならば 解けぬ恨みにわれ迷はさで - 藤川の記(文明5年[1473年]・太政大臣一條兼良)
世の人のあだを結ぶの神なりと 祈らば心解けざらめやは - 新後明題(寛文年間[1661-]・有栖川宮幸仁親王)
しるしあれば契り結ぶの神の名を やがて頼みて祈る年月
「結ぶの神」が美濃の歌枕(名所)として詠われていたようです。他に能因法師が「詞花集」に詠んだとも言われています(参考:岐阜縣神社名鑑)
必勝
本殿
織田信長が天正3年(1575年)、武田勝頼との長篠の戦いに臨むにあたり、家来に命じて結神社に7日間の戦勝祈願をさせました。
織田信長・徳川家康連合軍は圧勝。
祈願の際に世話をかけた「大平七郎」に、槍一筋を与えたとされる朱印状が残されています。
参拝の栞によると、朱印状は結神社の南300mほどの所にある金剛山覚成寺(浄土真宗本願寺派)によって保存されているようです。
ちなみに、このあと紹介する御朱印や赤い糸を頂いた場所は、神社に隣接する「大平工業」の事務所でした。大平七郎と何か関係があるのかな
子宝
拝殿の裏側には「子宝之神」が鎮座しています。
拝殿でお参りしたあとに、合わせて参拝させていただきました。
社務所(西結コミュニティセンター)
- 創建:嘉応年間(1169年ごろ)
- 神紋:左三巴
- 社格など:銀幣社
- トイレ:あり(社務所裏)
※参拝の栞、現地立札、岐阜縣神社名鑑(岐阜県神社庁,2017)をもとに作成
結神社の御朱印
結神社で頂いた御朱印です。
神社に隣接する大平工業の事務所で頂きました。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
結神社の赤い糸
結神社では縁結びの赤い糸も授かりました。
初穂料(値段)は200円。祈祷済みです。
裏面の説明書きによると、赤い糸には「すべてのご縁をいただく」という願いが込められているんだとか。
頂いた場所は御朱印と同じく大平工業の事務所。
事務所にはお守りやおみくじもありましたよ。
赤い糸の長さは45cm。「しじゅうご縁(始終ご縁)がありますように」に掛けているそうです。ステキ!
結神社へのアクセス【地図】
- 住所:岐阜県安八郡安八町西結584
- 電話:0584-64-3111(安八町役場)
- 電車・バスでのアクセス
- JR穂積駅前からみずほバス(牛牧穂積線)に乗車
→宝江バス停から徒歩11分 - 横屋駅(樽見鉄道)から徒歩22分
- JR穂積駅前からみずほバス(牛牧穂積線)に乗車
- 車でのアクセス:安八スマートIC(名神高速道路)から14分
- 地図(グーグルマップ)
結神社の駐車場
二の鳥居前が駐車場になっていました。
東側のスロープから進入できます。
駐車場の様子
まとめ
まっすぐ伸びる参道が気持ちよかった
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事の要点をまとめました。
- 結神社は縁結びの神様として知られる神社
- 照手姫の愛のロマン伝説が残っている
- 御朱印や縁結びの赤い糸をいただける
なお、僕の参拝所要時間は50分弱でした。
御朱印拝受や、町屋観音堂への徒歩での往復を含めた時間です。
お参りする際の参考にしていただければと思います。
常葉神社(大垣市)拝殿
さて、結神社をあとにして次に向かったのは常葉神社(ときわじんじゃ)。
拝殿前の芝生が印象的。大垣城下に鎮座する神社です。
以下から次の記事へとお進みください。
次の記事はこちら【常葉神社】
常葉神社(岐阜県大垣市)にお参りしてきました。この記事に神社の由緒や頂いた御朱印、さらにはアクセス・駐車場情報まで幅広くまとめておきます。大垣公園(大垣城)の北西に鎮座。戸田氏鉄公など大垣藩主戸田家の祖霊十二柱を祀っています。
結神社周辺の寺社史跡
- >>墨俣一夜城(車で6分・豊臣秀吉出世の地)
- >>白髭神社(車で6分・墨俣城に隣接。境内に豊国神社も)
- >>大垣八幡神社(車で14分・境内に自噴井戸)
- >>濃飛護國神社(車で13分・西濃の英霊を祀る)
※近くに常葉神社と大垣大神宮も鎮座しています
岐阜県の神社仏閣一覧
岐阜県の神社仏閣を市町村別に紹介しています。神社仏閣巡りや観光旅行・お出かけの参考になれば幸いです。