なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
白鳥神社(愛知県東郷町)にお参りしました。
富士浅間神社(東郷町春木)の兼務神社です。
社殿
上の写真は、鳥居に到着する前の1枚。
境外から社殿が露わになっており、参拝前からテンションが上がります。
このページには、白鳥神社の歴史や頂いた御朱印、そしてアクセス・駐車場情報についてまとめておきますね。
新羅神社(岐阜県多治見市)に続いての参拝です!
白鳥神社(東郷町)の歴史
鳥居と社号標
- 御祭神:日本武尊
- 社格など:五等級、旧郷社
- 例祭日:10月第1日曜日
- 氏子地域:(東郷町)諸輪、白鳥、御嶽、北山台
- 公式ページ:東郷町・白鳥神社|富士浅間神社
※現地石碑、公式ページ、愛知縣神社名鑑(愛知県神社庁,1992)、東郷町Webサイトをもとに作成
白鳥神社の創建年代はハッキリしませんが、神社公式ページや、東郷町の歴史年表によると、
- 弘仁13年(822年)の「日本霊異記」に地名が登場する
- 隣接する諸輪古墳と関係があると考えられている
これらのことから、延喜年間(901-923年)以前の創建と伝わるそう。
拝殿
古くは「諸輪大明神(諸和大神社)」と呼ばれていましたが、文亀元年(1501年)に熱田神宮の禰宜・大原七郎太夫武恒が拝殿を造営し「白鳥大明神」に改称します(棟札が社宝として残る)。
また、室町時代から戦国時代にかけては武家からの崇敬がとくに深く、天正12年(1584年)の「小牧・長久手の戦い」の際には、永井直勝が戦勝祈願したとも言われているんだとか(書籍「東郷村誌」による)。
本殿
時は流れて、社名が今の「白鳥神社」になったのは、明治5年(1872年)に村社に列したときのこと(昭和17年に郷社に列格)。
戦後になると、愛知県神社庁五級社に指定され、今に至るということです。
永井直勝は、小牧・長久手の戦いで池田恒興を討ち取ったとされる人物。神社には、正保2年(1645年)と寛文10年(1670年)の棟札も残っているようです
白鳥神社の主なお祭り(祭典)
お焚き上げの準備?(大晦日に撮影)
- 1月1日:元旦祭
- 1月2日:交通安全祈願祭
- 2月上旬:稲荷初午祭
- 2月中旬:祈年祭(春祭)
- 4月上旬:忠霊祭
- 7月20日ごろ:天王祭(夏祭・茅の輪くぐり)
- 9月上旬:稲荷祭
- 10月第1日曜日:秋季大祭
- 11月中旬:七五三祭
- 11月下旬:新嘗祭
- 12月31日:大祓祭
- 毎月1日:月例祭
※境内石碑、公式ページ、愛知縣神社名鑑をもとに作成
夏祭りの神事の際には、このあたりでは珍しい、祭囃子の屋台3台が御神前に引き出されるそう。一度拝見したいものです
白鳥神社の御朱印
白鳥神社の御朱印です。
こちらの御朱印は、本務神社・富士浅間神社で記帳していただきました。
白鳥神社へのアクセス【地図】
- 住所:愛知県愛知郡東郷町諸輪中市151
- 電話:0561-39-1593
- アクセス
- 米野木駅(名鉄豊田線)から徒歩28分
- 後山バス停(名鉄バス)から徒歩2分
- トイレ:あり(手水舎裏)
最寄り駅・米野木駅からの徒歩ルートを、上の地図に示しました。
駅を出たら、県道233号(岩作諸輪線)をひたすら南下。
最後に信号交差点「諸輪小学校東」を左折して神社に向かうのが分かりやすいかと。
このあたりの道路は、縁石が片側のみに設置されています。途中で縁石のある側が入れ替わるので、道路のあっち側とこっち側を行ったり来たりすることになるかもしれません
手水舎とトイレ(写真奥)
白鳥神社の駐車場
境内北にアスファルト舗装された駐車場が完備されていました。
車でも安心してお参りできそうです。
白鳥神社駐車場
祖霊社
ココまでに載せきれなかった、白鳥神社の境内風景をお届けします。
写真4枚にギュッと凝縮しました!
- 池
たくさんの鯉が泳いでいます。ずっと眺めていられる…! - 社務所
初詣に向けて、授与所にお札やお守りがズラリと並んでいました - 境内社・末社
熊野社・白山社・八幡社が境内社として。八王子社・山之神社が末社として、玉垣内に合祀されているようです - 御嶽神社(遥拝所?)
奥の山に境外末社のようなカタチで諸輪御嶽神社が鎮座している模様。今度お参りしてみよう
まとめ【参拝時間】
昇龍之図
最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。
- 白鳥神社は日本武尊を御祭神とする古社
- 永井直勝が戦勝祈願したとの伝承あり
- 夏の神事では、祭囃子の屋台3台が引き出される
なお、僕の境内散策にかかった時間(参拝所要時間)は20分ほどでした。
観光・お出かけの計画を立てる際の参考にしていただければと思います。
山神神社石碑「磨砂採掘地跡」
さて、白鳥神社の次に向かったのは、車で14分ほどの場所にある山神神社です。
こちらも富士浅間神社の兼務神社。境内に建つ「磨砂採掘地跡」の石碑が印象に残っています。
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山神神社(愛知県愛知郡東郷町)に参拝したので、歴史や頂いた御朱印、アクセス・駐車場情報についてまとめました。境内に建つ「磨砂採掘地跡」の石碑が印象的。明治から昭和にかけて、このあたりで「磨き砂」が採取されていたようです。
白鳥神社周辺の神社仏閣
- >>三好八幡社(車で10分・二台の山車を曳き廻す秋の大祭で知られる)
- >>富士浅間神社(車で10分・東郷高校隣の延喜式内社論社。奥宮からの見晴らしがバツグン)
- >>三本木神明社(車で11分・徳川十六神将の一人、渡辺守綱を祀る「守綱社」が鎮座)
- >>安昌寺(車で21分・小牧長久手の戦いゆかりの寺院。岩崎城主の丹羽氏次が創建再興)
尾張の神社仏閣一覧
愛知県尾張エリアの神社仏閣を市町村別に紹介しています。神社仏閣巡りや観光旅行・お出かけの参考になれば幸いです。