なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
間々観音(愛知県小牧市)にお参りして、ステキな時間を過ごしてきました。
境内におっぱいがいっぱいの、日本で唯一とも言われるお乳のお寺です。
この記事では、そんな間々観音のご利益からアクセス情報まで、幅広くお届けしていきます。
- 間々観音にお参りしたい!
- 境内の様子が気になる…
- お寺に駐車場はあるのかな?
といった場合は、ぜひ参考にしていただければと。
まずは、間々観音の御本尊やご利益から紹介しますね。
龍泉寺(名古屋市守山区)で尾張三十三観音の専用納経帳に朱印を受けた際、隣のページが間々観音で気になっていたんです。お参りできてよかった!
山門
間々観音とは?【ご利益】
観音堂(写真左)と十二重の塔(右)
- 御本尊:十一面千手観世音菩薩(秘仏)
- 宗派:浄土宗?
- ご利益:お乳のお願い、子授け、安産、子育て、病悩平癒、交通安全、ペットの健康守護
※公式サイト、参拝の栞をもとに作成
間々観音(ままかんのん)は、お乳に関係するご利益が古来より語り継がれている、十一面千手観音を祀るお寺。
十一面千手観音(秘仏)は、弘法大師空海の造立と伝わり、もともとは小牧山の観音洞に安置されていたそうです。
小牧山中腹の観音洞。小牧山城に行く途中に立ち寄りました
そして、さすがはお乳のお寺として親しまれている間々観音、境内には沢山のお乳(おっぱい)がありました。
こちらは立体的なカタチが印象的な開運絵馬。
お乳に関するお願いや、願いが叶ったことに対するお礼の言葉が書かれた奉納絵馬が、ズラリと並びます。
境内には乳がんが平癒したことを匂わせる、体験談が刻まれた木札も掲示されていました
手水舎もおっぱい。
現地の立札によると、お釈迦様の顔をお乳で表現したそう。発想力に脱帽です…!
さらに、線香立てにもお乳が。
「ままかんのん」のひらがなフォントにも、ほっこりさせられます。
加えて、間々観音ならではの観音様でしょうか、慈乳観世音(じにゅうかんぜおん)という名前の像もありました。
参拝の栞によると、昔お乳の出なくなった母親が観音様の前で無心に祈り続けたところ、お乳が溢れ出たという言い伝えがあるそうです。
ちなみにご利益に「ペットの健康守護」とありましたが、コレも病気になった馬をお堂の前に連れて行き一心に祈願したところ、馬たちの病気が見事に治ったという言い伝えから来ているようです。なお、境内の立札に「ペットは抱いてご参拝下さい」とありました
間々観音の御朱印
間々観音では6種類の御朱印をいただきました。
上の写真は右から順に「観自在・阿弥陀如来・遍照金剛(弘法大師)」の御朱印。
そしてこちらは右から順に「十一面千手観世音・御詠歌・大黒天」の御朱印です。
授与所のまわりには「授乳守・お乳のお願い守・子授け守」など、多くのお守りも並んでいたと記憶しています!
なお、御朱印のさらに詳しい情報は以下の記事をご覧ください。
頂き方(場所・値段・時間のめやす)についても触れていますよ。
小牧山 間々観音(愛知県小牧市・飛車山 龍音寺)で、御詠歌を含む6種類の御朱印とオリジナル御朱印帳をいただきました。この記事に、御朱印の頂き方(場所・値段・時間のめやす)とともにまとめておきます。境内におっぱいがいっぱいのお寺です。
さて記事の後半では、お乳だけに留まらない間々観音の見どころ(境内案内)と、駐車場を含むアクセス情報をご紹介しますね。
間々観音の境内案内【見どころ】
まずは、間々観音の境内案内から。
僕がお参りした順番に沿ってお届けします。
山門をくぐる際、扉に刻まれた徳川三つ葉葵紋が目に入りました。
どうやら、尾張徳川家先祖代々の菩提寺・建中寺(名古屋市東区)から移築された山門のようです。
日置神社(名古屋市中区)境内の橘社前の門にも、同じ徳川三つ葉葵紋が刻まれていたのを思い出しました。橘社に祀られているのは、尾張徳川家二代藩主・徳川光友です
お乳の手水舎で心身を清めたのち、参道に沿って進むと阿弥陀堂に辿り着きます(上の写真)。
永正2年(1505年)に、小牧山中腹に草堂が建立された間々観音ですが、永禄6年(1563年)の織田信長による小牧山城築城にあたって今の場所に遷されました。
このとき、参拝の栞に「飛車山龍音寺住職祖玄和尚(浄土宗)によって合祀される」とあることから、阿弥陀堂は龍音寺の本堂的存在だったのではと推測しております。
というのも、頂いた阿弥陀如来の御朱印に「飛車山 龍音寺」の墨書きがあったんです。確実なことは言えませんが、こうして色々と思索するのも寺社史跡巡りの楽しみの1つですね
阿弥陀堂前には守護神も(立札にそう書かれていました)。
後ろの宝篋印塔のような塔には、釈迦如来を表す梵字(種字・バク)が見えます。
記事前半の写真で、観音堂と一緒に写っていた十二重の塔です。
現地の掲示によると、願い事の内容によって廻り始める場所が変わるそう(厄除・健康・子供・供養)。
そして、観音堂の前には巽堂(権現堂)が。
観音堂の手前に建っていますが、(巽堂は)他のお寺でいう奥の院のようなものです
と、お寺の方に教えていただきました。
こちらでも合掌したのち、観音堂でお参りのうえ、受付で御朱印を拝受した次第です。
ちなみに、賽銭箱前におみくじ(100円)があったので挑戦しました。結果は…
うれしい大吉!
いろいろと遅いけれども、のちのち良くなるといった内容でした。おみくじ通りになるように、日々コツコツ精進せねば。
ココまでに載せきれなかった境内風景(写真4枚)を、ギュッと凝縮しました!
- [左上]浄水源
井戸跡でしょうか。「丸に横木瓜」の紋が見えます - [右上]子守り歌石碑
“起きて泣く子は わしゃきらい”の歌詞が単刀直入。母親の本音を代弁してくれているのでは - [左下]飾り瓦(狛犬)
昔のお堂の屋根にあったのかな。こうして残っているのがステキ - [右下]顔出しパネル
慈乳観音と赤ちゃんから顔を出せます。子供が喜びそう
なお、僕のお参りにかかった時間は40分。
ただしそのうちの20分は、お寺の方が御朱印を記帳してくださるのを、心静かに待っていた時間になります。
ですので、実質の参拝所要時間は20分ほどということになりますね。
お参りする際の参考にしていただければと思います。
おまけ! 間々観音すぐ近く(間々観音前交差点前)には、ビジネスホテル・キャッスルイン小牧がありました。
間々観音・小牧山城・田縣神社に加え、国宝犬山城や大縣神社など、小牧近辺で寺社史跡巡りする場合の拠点に良さそうです。
間々観音へのアクセス
- 住所:愛知県小牧市間々本町152
- 電話:0568-73-6173
- 山門開閉時間:7:30~17:00
- 祈願/供養時間:9:30~11:30、13:30~15:30
(安産祈願・お宮参り・水子供養など)
※金曜日は寺内整備のため受付が閉まる場合あり - 公式サイト:間々観音
- 車でのアクセス:小牧IC(名神/東名高速道路)から4分
- 電車でのアクセス:間々乳観音前バス停(名鉄バス・小牧巡回バス)から徒歩8分
間々乳観音前バス停
間々観音の駐車場
境内東に、14台収容(軽自動車2台含む)の無料駐車場があります。
国道155号線から向かう場合、信号交差点「間々観音前」を曲がればOKです。
駐車場。トイレもあります
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事の要点をまとめました。
- 間々観音はお乳に関係するご利益で有名なお寺
- 境内にはおっぱいがいっぱい
- 受付では6種類の御朱印を頂けた
- 名古屋駅からバスで1本とアクセス良好
お寺の方にも良くしていただき、ステキな時間を過ごすことができました。
またお参りに来ようと思います。
そして、本日の寺社史跡巡りはこれにて終了、と思ったのですが…
小牧神明社鳥居
まだ少し時間があったので、小牧山城(小牧市歴史館)の展望室から見えて気になっていた小牧神明社へ。
間々観音から徒歩16分、車なら4分での到着です。
小牧神明社は、からくり人形を備えた四両の山車が奉納される「秋葉祭」で有名な神社。
以下から次のページへとお進みください。
次のページはこちら【小牧神明社】
小牧神明社(愛知県小牧市)にお参りして、気持ちの良い時間を過ごしてきました。この記事で神社の由緒や御祭神、さらには三大祭(秋葉祭など)やアクセス・駐車場情報まで幅広くご紹介します。織田信長が小牧山城の鬼門守護のために造営した神社です。
間々観音周辺の寺社史跡
尾張の神社仏閣一覧
愛知県尾張エリアの神社仏閣を市町村別に紹介しています。神社仏閣巡りや観光旅行・お出かけの参考になれば幸いです。