素盞男社(名古屋市千種区)参拝ガイド

なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
素盞男社(名古屋市千種区)にお参りしました。
名古屋のスサノオ神社巡りの一環です。

素盞男社(名古屋市千種区松軒1)拝殿と灯籠「素盞男神社」
拝殿と灯籠「素盞男神社」

通常、神社の社殿は南か東を向いています。
しかし、素盞男社の社殿は西向きでした。珍しい…!
(このあたりだと、東区泉の松山神社も西向き)

このページには、素盞男社の歴史やアクセス・駐車場情報についてまとめておきます。
まずは、神社の歴史を境内風景とともに紹介しますね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

八事御嶽神社(天白区)に続いての参拝です!

素盞男社(松軒)の歴史

神社の創建時期

素盞男社(名古屋市千種区)鳥居と社号標
鳥居と社号標「素盞男社」

愛知縣神社名鑑によると、神社の創建は江戸時代後期にあたる安永3年(1774年)とのこと。

その一方で、「国内神名帳」に記載の「愛知郡従三位素盞男明神」が素盞男社を指すのではないか、とも言われているそうです(同じく愛知縣神社名鑑より)。

素盞男社(名古屋市千種区松軒1)社号標「式外 素盞男社」
社号標「式外 素盞男社」

境内には「式外 素盞男社」の社号標が建っていました。
式外(しきげ)とは、延喜式神名帳に記載のない神社を指す言葉。
国内神名帳の由緒を尊重して建立されたのかもしれません。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

なお、国内神名帳の内容はモノによってやや異なるようで、愛知県図書館所蔵のソレには「愛智郡 正二位上 須佐雄明神」とありました

>>[参考]国内神名帳|愛知県図書館 貴重和本デジタルライブラリー

昔の呼称【薮天王】

素盞男社(名古屋市千種区松軒1)奉納幟「藪天王龍神」
幟「奉納 藪天王龍神」

愛知縣神社名鑑によると、素盞男社は古くは「薮天王」と呼ばれていたそうです。
ズラリと並ぶ奉納幟には「藪天王龍神」の文字が見えています。

素盞男社(名古屋市千種区松軒1)藪天王龍神社
末社 藪天王龍神社

上の写真は幟と関係すると思われる藪天王龍神社。拝殿向かって右に鎮座しています。
本殿の御祭神二柱とともに、地域を見守ってきたのでしょう、趣深い佇まいをしていました。

素盞男社(名古屋市千種区松軒1)重軽石(藪天王龍神社)01
重軽石(おもかる石)

龍神社には重軽石の姿も。
龍神様に願い事をしてから、この石を持ち上げて、軽く感じたら願いが叶うそうです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

僕も持ち上げてみたところ、ありがたいことに軽く感じました! 願い事の成就に向けて、あとは自分の努力次第。日々精進します

>>[関連]おもかる石のあった神社やお寺まとめ
素盞男社のおもなお祭り(年中行事)

  • 1月1日:元旦祭
  • 成人の日:左義長神事
  • 4月第3日曜日:藪天王龍神社祭
  • 6月第1日曜日:夏祭り
  • 10月第2日曜日:秋祭り(例祭)

※境内掲示、愛知縣神社名鑑(愛知県神社庁,1992)をもとに作成

素盞男社へのアクセス【地図】

素盞男社(名古屋市千種区松軒1)アクセスマップ
© OpenStreetMap contributors

  • 住所:愛知県名古屋市千種区松軒1-4-41
  • アクセス
  • トイレ:なし(南向かいの大和公園にあり)

最寄り駅の1つ・千種駅からは、JRの線路沿いをほぼ1本道。
バス停「古出来町」は、地図右上に見える同じ名前の信号交差点「古出来町」そばにありますよ。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

そのほか、電車であれば「今池駅・車道駅・大曽根駅」。バスならバス停「松軒・都通一丁目・豊年橋」などからも徒歩でのアクセスが可能です

大和公園(名古屋市東区)公衆トイレ
大和公園公衆トイレ(中央左)

素盞男社の駐車場

素盞男社(名古屋市千種区松軒1)駐車場マップ01
© OpenStreetMap contributors

神社北に、4台収容のコインパーキング「名鉄協商パーキング松軒1丁目」がありました。
日中の駐車料金は30分100円です。

素盞男社(名古屋市千種区松軒1)近くの駐車場(名鉄協商パーキング松軒1丁目)
名鉄協商パーキング松軒1丁目

素盞男社のその他の境内風景

素盞男社(名古屋市千種区松軒1)狛犬
狛犬

ココまでに載せきれなかった、素盞男社の境内風景をお届けします。
写真4枚にギュッと凝縮しました!

  • 手水舎
    水がなみなみと張られており、気持ちよく心身を清めることができました
  • 社務所
    掲示によると、御札や祈祷についての問い合わせは上野天満宮へとのことです
  • 古札納所
  • 大和公園からの素盞男社
    多数の奉納幟に加え、そびえ立つ立派な御神木(?)が印象的でした

まとめ【参拝時間】

素盞男社(名古屋市千種区松軒1)百度石
百度石

素盞男社(すさのおしゃ)

  • 御祭神:素盞男尊、軻具土神
  • 社格など:十二等級、旧指定村社

※愛知縣神社名鑑をもとに作成

最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 素盞男社の社殿は珍しい西向き
  • 創建は江戸後期。ただし国内神名帳に記載の素盞男明神が、こちらを指すとの説も
  • 昔は「薮天王」と呼ばれていた。境内には今も「藪天王龍神社」が鎮座

なお、僕の境内散策にかかった時間(参拝所要時間)は15分弱でした。
観光・お出かけの計画を立てる際の参考にしていただければと思います。

JAM famiy NAGOYA(名古屋市千種区)モンスタークレープ
モンスタークレープ(500円)

おまけ! 神社から東に140mほど、環状線沿いのソフトクリーム&クレープ専門店「JAM family NAGOYA」で頂いた「モンスタークレープ」です。

上から下まで生クリームがぎっしり!
この日1万歩以上歩いた僕にも、充分すぎるほどの糖分補給となりました(笑)


須佐之男社(名古屋市東区古出来1・東之切)
須佐之男社(東区古出来1)

さて、素盞男社の次に向かったのは、北へ350mほどの場所に鎮座する東之切の須佐之男社(すさのおしゃ)です。

出来町天王祭で曳行される三台の山車のうち、「王羲之車(おうぎししゃ)」がこちらに格納されています。
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次のページはこちら【須佐之男社(東之切)】

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