なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。八劔神社(やつるぎじんじゃ・愛知県蒲郡市)にお参りしました。海中渡御が見どころの三谷祭で知られる神社です。
このページには参拝ガイドとして、神社の見どころからアクセス情報まで幅広く紹介していきます。
- 八劔神社にお参りしたい
- 神社の御祭神やご利益は?
- 三谷祭(海中渡御)の様子を見てみたい!
- 御朱印のデザインが気になる
- 初めて聞いた神社だけど、ちょっと興味がある
といった場合は、ぜひ参考にしていただければと。それではさっそく参ります!
八劔神社とは?
八劔神社は三谷郷の産土神・武神として崇敬を集めてきた神社。熱田神宮の神様を勧請して、寛治3年(1089年)に創建と伝わります。
拝殿
御祭神や社格は以下のとおりです。
- 御祭神:日本武尊命
- ご利益:交通安全・開運
- 社格:八等級、旧郷社
- 例祭日:10月第3及び第4土・日曜日
※参拝の栞、愛知縣神社名鑑をもとに作成
由緒【源頼朝&徳川家康が登場】
由緒書きによると、八劔神社は一時荒廃していましたが、建久元年(1190年)に源頼朝の命を受けた安達藤九郎盛長が奉行となり、社殿造営の任務に就いたとのこと。
神馬。神紋(社紋)は熱田神宮と同じ桐竹のようです
また徳川家康は天正16年(駿河に向かう途中)と天正10年(浜松へ帰る途中)の二度、八劔神社に参拝して武運長久を祈ったと伝わるそうです。
勝負運がアップしそうですね。八劔神社に参拝した5日後、源頼朝が石段を寄進したという神倉神社(和歌山県新宮市)にもお参りしました。石段が急すぎた…
ご利益
摂社・源太夫神社
参拝の栞には先ほどの交通安全・開運のほかにも、たくさんのご利益(御神徳)が書かれていました。摂末社の御祭神とともに以下にまとめておきます。
神社名 | 御祭神 | ご利益 |
---|---|---|
本殿 | 日本武尊命 天照大御神 素盞嗚命 宮簀媛命 建稲種命 | 交通安全・開運 スポーツの神様 |
源太夫神社 | 乎止与命 乃木希典命 | 長寿・縁結び 武運長久・武道 |
天満社 | 菅原道真 | 受験合格 |
諏訪社 | 建御名方大神 | 五穀豊穣 |
稲荷社 | 宇迦之御魂大神 | 商売繁盛 |
秋葉社 | 火之迦具土大神 | 火災消除 |
御鍬社 | 豊受大御神 | 五穀豊穣 |
尺地社 | 猿田彦大神 | 方災解除 |
水神宮 | 水波能売大神 | 水の神様 |
金毘羅神社 | 大物主大神 | 海上安全 |
神社名 | 御祭神 | ご利益 |
下の境内マップ(地図)も参考にして、叶えたい願い事に対応する神様にご挨拶してみては?
八劔神社の見どころ
三谷祭【海中渡御】
東海の奇祭とも言われる「三谷祭」(市指定無形民俗文化財)は、八劔神社と若宮神社(三谷町壱舗)の例祭です。
中でも最大の見どころは4台の山車が300mに渡って海を進む「海中渡御」。その様子を Network2010のYouTube動画から下にシェアさせていただきました。
再生ボタンをタップすると、海中渡御の場面から動画がスタートします
元禄9年(1696年)に、三谷村の庄屋・武内佐左衛門が「八劔大明神が若宮神社に渡御する夢」を見て、それを実行に移したのが始まりなんだとか。スゴい行動力!
>>三谷祭公式サイト
長寿の亀【浦島太郎伝説】
境内の「長寿の亀」も見ものです。立札に”この亀に乗ると長生き致します”とありました。乗ってOKだとは、子供も喜びそうです。
ご利益にあずかるために僕も亀にのって長寿をお祈り………と思ったのですが、一人でお参りしたこともあり、恥ずかしくて行動に移せず(笑) 次は誰かと一緒に参拝しようと思います
亀にまつわる「浦島太郎伝説」もあるそうです。以下に箇条書きでストーリー(物語)をまとめておきます。
- 昔、三谷の地に太郎という漁師がいた
- ある朝、波打ち際で苦しむ亀を見つけた
- 助けると竜宮に案内され、お土産に玉手箱と巻物をもらった
- 玉手箱の中には塩が入っており、巻物には塩の製法が書かれていた
- この地方は一躍、塩の産地となったとさ。めでたしめでたし
※境内立札をもとに作成
一般的に知られているおとぎ話(玉手箱を開けたら煙がモクモク)とは違ったストーリーで、興味深く読ませてもらいました。面白い!
八劔神社の御朱印
八劔神社では御朱印を三体頂きました。下の写真はそれぞれ、八劔神社(左)と源太夫神社(右)の通常御朱印。
そして下は、毎月デザインが替わる見開きサイズの限定御朱印となっています。
鶴と亀が描かれており、見るたびに運気がアップしそうです。御朱印の頂き方(場所・初穂料・時間)など、さらに詳しい情報は以下からご確認ください。
八劔神社へのアクセス
八劔神社の住所やアクセスは以下のとおりです。
- 住所:愛知県蒲郡市三谷町七舗139
- アクセス:三河三谷駅(JR東海道本線)から徒歩3分
- 地図(マップ)
- トイレ:あり(参道右)
- 電話:0533-69-3026
- 公式サイト:八劔神社(蒲郡市)公式ホームページ
名古屋駅から三河三谷駅へは約50分。すべての区間快速と、一部の快速・新快速列車が停車します。
三河三谷駅に停まらない快速や新快速を利用する場合は、1つ手前の蒲郡駅で普通列車(各駅停車)に乗り換えましょう。
駐車場は?
参道に車を停められるようになっていました。
上の正面鳥居をくぐって進入できます。場所は国道23号線沿いの「八剱神社前」信号交差点です。
まとめ
この記事の要点をまとめました。
- 八劔神社は三谷郷の産土神として崇敬を集める
- ご利益(御神徳)は開運・縁結び・長寿など多数
- 三谷祭の「海中渡御」は迫力満点
- 神社では3種類の御朱印を頂けた
最後までお読みいただきありがとうございます。参拝所要時間はのんびり見て回って30分ほどでした。この記事が参拝の助けになれば幸いです。
八百富神社(蒲郡市竹島町)
次に向かったのは八百富神社(やおとみじんじゃ)。徒歩15分、車なら3分での到着です。蒲郡のシンボル「竹島」に鎮座するステキな神社でした!
次のページはこちら【八百富神社】
島全体がパワースポットと言われる八百富神社(竹島弁天)! この記事では神社の見どころや授与品(御朱印・宝船・福種銭・おみくじ[大大吉あり])、アクセス情報まで幅広く紹介しています。八大龍神社周辺のスピリチュアルな雰囲気が印象的でした。
八劔神社周辺の神社仏閣
- >>御鍬神社(徒歩15分・竹島橋の手前に鎮座)
- >>貴嶺宮(車で19分・神社本庁に属さずに太古神道を継承する山蔭神道の本宮)
- >>猿田彦三河神社(車で25分・椿大神社の御分霊を祀る。御朱印もかわいい!)
- >>豊川稲荷(車で26分・日本三大稲荷の一つ。門前町で食べ歩きも)
三河の神社仏閣一覧
愛知県三河エリアの神社仏閣を市町村別に紹介しています。神社仏閣巡りや観光旅行・お出かけの参考になれば幸いです。