なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
内々神社(愛知県春日井市)にお参りして、ステキな時間を過ごしてきました。
内々神社は、日本武尊の東征と深い関係を持つ延喜式内社。
愛知県指定文化財の社殿&庭園や、受験生に人気の「すべらずの松」で有名です。
赤鳥居
このページでは、そんな内々神社の「アクセス・駐車場情報」「見どころ・ご利益」「頂いた御朱印」「歴史」について紹介していきます。
- 内々神社への行き方を知りたい!
- 社殿や内々神社庭園を見てみたい…
- 奥の院がスゴい場所にあるって聞いたけど?
といった場合などに、参考にしていただければと。
まずは内々神社がどこにあるのか、アクセス・駐車場情報からいきますね。
読み方は「うつつじんじゃ」。玉野御嶽神社(春日井市玉野町)に続いての参拝です!
内々神社へのアクセス【地図】
- 住所:愛知県春日井市内津町24
- 電話:0568-88-0553
- アクセス:高蔵寺駅からバスで30分
(名鉄バス 72系統 内々神社行き)
高蔵寺駅北口「3のりば」から、内々神社行きのバスが出ています。運賃は560円です。
高蔵寺駅北口「3のりば」
なお、バスの本数はかなり少なめ。
帰りを含め、お出かけ前にバスの時刻表を確認しておくことをオススメします。
内々神社の駐車場
境内西にアスファルト舗装された専用駐車場がありました。
20台ほど停められそうです。
駐車場入口
引き続き、社殿&庭園や「すべらずの松」など、神社の見どころ紹介に移ります!
内々神社の見どころ
社殿【彫刻美】
拝殿
内々神社の社殿は、県指定文化財(建造物)。
参拝の栞によると、信州諏訪の名工・立川一族(立川富棟、富之、富方親子)が、10年余りの歳月をかけて文化年間(1804年~1818年)に完成させたそうです。
拝殿彫刻
拝殿には、豪華な彫刻が多数施されていました。
ひときわ目を引いたのは、上の龍の彫刻。
今にも動き出しそうな迫力でした…!
庭園【県指定名勝】
内々神社庭園(写真奥は本殿)
本殿背後にある内々神社庭園は、県指定文化財(名勝)。
南北朝時代の名僧・夢窓国師作と伝えられています。
文化財ナビ愛知によると、夢窓国師作庭の確証はないそうですが、京都西芳寺(苔寺)の庭園などと同じ「回遊式林泉型」のものなんだとか。
>>[参考]内々神社庭園|文化財ナビ愛知
天狗岩
神社裏山の自然岩を巧みに取り入れているのもポイントで、高くそびえる天狗岩が「影向石(神仏が来臨して一時姿を現す石)」をなしているとの説明もありましたよ。
高さ45mの岩を御神体とする、花の窟神社(三重県熊野市)にお参りしたときのことを思い出しました!
すべらずの松【ご利益】
すべらずの松(すべらず天神社)
境内に生える「すべらずの松」は、百日紅(サルスベリ)の木に松が芽吹いた、珍しい共生木。
受験シーズンには多くの受験生でにぎわうそうで、この日も受験生らしき親子がお参りに訪れていました。
松の脇には、入試合格などのご利益を願う、たくさんの奉納絵馬も掲げられていました。
また、授与所には、お守り「すべらず守」も並んでいたと記憶しています。
奥の院【洞窟内】
奥の院(巌屋神社・妙見神社)
拝殿でお参り&庭園を散策したあとは、少し離れた奥の院へ。
御祭神の一柱・建稲種命は、もともとこちらに祀られていたようです(参考:境内掲示)。
上の写真のとおり、急な鉄階段を上ったところ、大きな磐座・洞窟の中に祠がありました。
昔の人は、この岩壁を登ってお参りしていたのでしょうか…!
奥の院からの眺め
祠でお参りしたあと、回れ右をすると、素晴らしい景色が広がっていました。
写真左端にバンテリンドームナゴヤ、右端に名古屋駅の高層ビル群が写っています。
内々神社西側の道路を、川沿いに700mほど進むと(途中で国道19号をくぐります)、奥の院への入口看板が。
そこからちょっとした山道を進むと、先ほどの鉄階段・奥の院にたどり着きます。
奥の院への入口階段
ちなみに、川沿いの道路は大型トラックが頻繁に通行しており、適宜、道路脇に避けながらの参拝となりました。
大縣神社(犬山市)の近くのようなイメージです。
とはいえ、トラックの運転手の方たちも、みなさん安全運転で走行していました。それにしてもイイ運動になった…!
内々神社の御朱印
内々神社では、「すべらずの松」の印影入りの御朱印を頂きました。
その下のアマビエもかわいいです。
御朱印を頂いた場所や日時などは、以下のリンクをご覧ください。
最後に、内々神社の境内風景とともに、神社の歴史について簡単にまとめておきます!
内々神社の歴史・境内風景
石灯篭
参拝の栞によると、内々神社の創建は景行天皇41年(妙見宮由緒書より)。
日本武尊が東征の帰路、内津の地で「建稲種命が駿河の海で水死した」との報告を受け、「現哉現哉(うつつかなうつつかな)」と嘆いて、建稲種命の霊を祀ったのが始まりとされています(熱田縁起より)。
内津(うつつ)という地名も、ここから来ているんだとか!
御神木の大杉
昔から武将の崇敬も篤く、慶長2年(1597年)には、豊臣秀吉が朝鮮出兵に際して戦勝を祈願。
社頭の大杉7本を伐採して、船の帆柱(マスト)とし、凱旋後お礼に社殿を造営したとも言われているそうですよ。
まとめ【参拝時間】
手水舎
- 御祭神:建稲種命、日本武尊、宮簀姫命
- 社格など:延喜式内社、七等級、旧県社
- 例祭日:4月15日
※参拝の栞、愛知縣神社名鑑(愛知県神社庁,1992)をもとに作成
最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。
- 内々神社は、高蔵寺駅からバスで30分の場所にある延喜式内社
- 社殿、庭園はともに愛知県指定文化財
- 境内には、受験生に人気の「すべらずの松」も
紅葉の季節には、社殿や庭園との美しいコラボレーションも見られそうです。
見ごろの時期にもお参りしてみたいな。
そうだそうだ、僕の参拝所要時間は約75分。内訳は境内散策30分(庭園見学含む)、御朱印拝受5分、奥の院へのお参りに40分といったところです。観光・お出かけの参考にしていただければと思います!
内津妙見寺本堂
さて、内々神社の次は、隣接する内津妙見寺にもお参り。
明治新政府による神仏分離まで、内々神社と一緒になっていたお寺です。
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次のページはこちら【内津妙見寺】
内津妙見寺(愛知県春日井市)にお参りしました。このページにお寺の「アクセス情報」「見どころ・ご利益」「歴史(由緒)」についてまとめておきます。延喜式内社の内々神社に隣接。「内津の妙見さん」として親しまれる、天台宗のお寺です。
内々神社周辺の神社仏閣
- >>縣神社(車で9分・小高い丘の上に鎮座する銀幣社。見晴らしが素晴らしかった…!)
- >>白山神社(車で9分・多治見金幣社三社巡りの1つ。境内一帯は縄文時代の集落遺跡)
- >>池原神社(車で10分・遠くからの眺めが「天空の城」っぽくてカッコいい銀幣社)
- >>虎渓山永保寺(車で13分・国宝2つと国指定名勝庭園が見事。紅葉の名所)
尾張の神社仏閣一覧
愛知県尾張エリアの神社仏閣を市町村別に紹介しています。神社仏閣巡りや観光旅行・お出かけの参考になれば幸いです。