須佐之男社(名古屋市中川区)参拝ガイド

なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
須佐之男社(名古屋市中川区柳川町)にお参りしました。
八熊通沿いの「スギ薬局八熊店」裏手に鎮座しています。

柳川公園(名古屋市中川区)と須佐之男社鳥居
柳川公園と神社鳥居(左奥)

神社は柳川公園に隣接していました。
昔はこちらの公園も、境内地だったのかもしれません。

このページには、須佐之男社の「歴史・境内風景」「頂いた御朱印」「アクセス・駐車場情報」についてまとめておきますね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

富士浅間神社(愛知郡東郷町)に続いての参拝です!

須佐之男社の歴史【境内風景】

須佐之男社(名古屋市中川区)鳥居・社号標・蕃塀
正面鳥居と社号標

須佐之男社(すさのおしゃ)

  • 御祭神:建速須佐之男命
  • 社格など:十一等級、旧指定村社
  • 例祭日:10月8日

※愛知縣神社名鑑(愛知県神社庁,1992)、なごやの町名(名古屋市計画局,1992)をもとに作成

境内社史などによると、須佐之男社の創建は慶長14年(1609年)ごろ。
堀川の開削工事に合わせて、津島神社からスサノオ(当時は牛頭天王か)を勧請し、「川の守護神、疫病除け、家内安全の神様」として祀ったようです。

須佐之男社(名古屋市中川区)拝殿01
拝殿。石灯籠も味わい深い

愛知縣神社名鑑には、「文政年間(江戸後期)、津島神社の神輿渡御に際し、蟹江の川口で船に神輿を拝受して境内に運び、盛大な祭礼を行なった」旨の記載もありました。

須佐之男社(名古屋市中川区)本殿・幣殿
本殿と幣殿。玉垣内に多賀社と秋葉社も鎮座しています

昔このあたりは未開拓の原野だったようですが、明治30年(1897年)頃から移住者が増えると、崇敬者もそれに伴って増加。

昭和12年(1937年)に、現在の境内地を八熊土地整理組合から購入し、同14年(1939年)には社殿などが竣工します。

須佐之男社(名古屋市中川区)石碑「須佐之男神社移転新築記念」
石碑「須佐之男神社移転新築記念」

その後は、昭和の戦災や伊勢湾台風などを乗り越えたのち、平成の大修理を経て、今に至るということです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

真偽はともかく、蟹江の川口から船で神輿を運んだというのが面白い。一度伊勢湾に出て、堀川を上るイメージでしょうか。今の国道1号線~国道23号線のあいだの新田開発・干拓は、当時どれくらい進んでいたんだろう

須佐之男社の御朱印

須佐之男社(名古屋市中川区)の御朱印01

須佐之男社の御朱印とご縁を頂けたのは、元日の初詣。
「賀正」と「竹と虎」の印影が入った、書き置きの御朱印を拝受しました。
御朱印を受けたときのことは、以下のリンクにまとめてあります。

>>[詳細]須佐之男社(中川区)の御朱印|場所や日時など
須佐之男社のその他の境内風景

  • お塚社(夫婦和合)
    近くの田んぼ道の塚に祀られていた夫婦神を遷座。右手前には重軽石も
  • 蕃塀
    中央上に扁額、左右に木瓜(窠)紋が施されておりカッコいい
  • 慰霊碑
    毎年3月に、戦没者・災害犠牲者の慰霊祭が執り行われるそうです
  • 石碑「南口鳥居撤去記念」
    「平成六年九月」とあります。背後の石灯篭には「大正四年十一月」の文字が

須佐之男社へのアクセス【地図】

須佐之男社(名古屋市中川区)アクセスマップ
© OpenStreetMap contributors

最寄り駅・金山総合駅からの徒歩ルートを、上の地図に示しました。
ご覧のとおり、途中で金山神社住吉社のすぐ近くを通ります。
のんびり神社巡りを楽しむのもオススメです。

須佐之男社の駐車場は?

須佐之男社(名古屋市中川区)駐車場マップ
© OpenStreetMap contributors

神社専用の駐車場は見当たりませんでした。
僕が利用したことのある、近くのコインパーキングを紹介しておきます。
地図内に示した2か所のコインパーキングは、ともに60分200円程度で停められました。

須佐之男社(名古屋市中川区)近くの駐車場(コインパーキング)
スペース24(写真手前)と名鉄協商パーキング(奥)

コインパーキングから須佐之男社へは歩いて4分ほど(300m)。
1時間あれば、須佐之男社と住吉社の2社にお参りすることも充分に可能です。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

余談ですが、八熊通沿いのスギ薬局は、以前は洋服の青山だった記憶があります。建物の形はそのままなので、なんだか懐かしい

まとめ【参拝時間】

須佐之男社(名古屋市中川区)手水舎
手水舎

最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 須佐之男社は、堀川と八熊通が交差する「住吉橋」の南西にある神社
  • 堀川の開削工事に合わせて、津島神社からスサノオを勧請したのが始まりと伝わる
  • 境内には「多賀社・秋葉社・お塚社」の3末社も

なお、僕の境内散策にかかった時間は20分弱でした。
観光・お出かけの計画を立てる際の参考にしていただければと思います。


素盞男神社(名古屋市中村区)拝殿と御朱印
素盞男神社(中村区日吉町)拝殿

さて、須佐之男社の次に向かったのは、同じく「スサノオ」を祀る、中村区日吉町の素盞男神社(すさのおじんじゃ)です。

鎮座地は中村日赤の近く。商売繁昌や家内安全を祈願する「酉の市」で有名です。
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