なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
豊川進雄神社(愛知県豊川市)にお参りして、ステキな時間を過ごしてきました。
このページに、豊川進雄神社の御祭神・ご利益や頂いた御朱印、さらにはアクセス・駐車場情報まで幅広くまとめておきます。
- 豊川進雄神社ってどんな神社なの?
- 神社の御朱印を見てみたい!
- 豊川夏まつり(例大祭)の花火が気になる…
といった場合などに、ぜひ参考にしていただければと。
まずは、豊川進雄神社がどんな神社なのか、簡単に説明しますね。
光明寺(西豊町)に続いての参拝です!
豊川進雄神社とは【御祭神・由緒】
鳥居と社号標
- 御祭神:進雄命(すさのおのみこと)
- 社格など:旧郷社、四等級
- 例祭日:7月20日に近い金・土・日
- 公式サイトなど:豊川進雄神社|豊川市
※参拝の栞、愛知縣神社名鑑(愛知県神社庁,1992)をもとに作成
豊川進雄神社は豊川駅から徒歩4分、豊川稲荷の近くに神社する神社。
名前のとおり、進雄命(スサノオ)を御祭神として祀っています。
頂いた参拝の栞によると、大宝元年(701年)に大干ばつがあり、雨乞いの祭りをしたのが神社の始まりとされているそうです。
元宮(稲田神社)
- 大宝元年(701年):現在の元宮(稲田神社)の地に牛頭天王を祀る(神社の創建)
- 天徳元年(957年):現在地に遷座
- 治承4年(1180年):鎌倉勢追討使・平維盛の副将軍・平忠度が戦勝祈願
- 嘉禎4年(1238年)2月:鎌倉幕府第4代将軍・藤原頼経が上洛の際参詣。ヒノキを献じる
- 貞治2年(1363年):満良親王参拝
- 正保2年(1645年):春日局社参
- 慶長元年(1596年):池田輝政が刀一口、馬鞍一対を献納
- 寛永7年(1630年):水野佐渡守忠直が刀一口を献納
御神木のシイ
- 正保2年(1645年):小笠原壱岐守忠知が青銅製六角形釣燈籠を奉納
- 享保20年(1735年):大岡越前守忠相が刀一口を寄進
→元文5年(1740年)には釣燈籠一対を寄進 - 明治時代:神仏分離の方針に従い、社名を豊川牛頭天王社から「進雄神社」に改める
- 大正12年(1923年):社名を「豊川進雄神社」に改称。元宮の稲田姫を合祀
- 昭和40年(1965年):愛知県神社庁指定の四等社に昇格
- 昭和43年(1968年):「豊川進雄神社の奉納綱火」が愛知県無形民俗文化財に指定される
※参拝の栞、現地掲示、愛知縣神社名鑑(愛知県神社庁,1992)をもとに作成
満良親王は後醍醐天皇の皇子。三明寺(豊川町)を再興した無文元遷と同一人物とも言われています
豊川進雄神社のご利益は?
拝殿(大正2年)造営
御祭神の進雄命は平安時代以後に牛頭天王と称された祇園精舎の守護神。
薬師如来の仮の姿ともされ、厄除け・疫病退散の神様として信仰を集めてきました。
橿原神社(左)と出雲神社(右)
また、拝殿向かって右には橿原神社と出雲神社があり、参拝の栞にはそれぞれ必勝祈願・縁結びの神様との記載がありましたよ。
豊川進雄神社の御朱印
豊川進雄神社で頂いた御朱印です。
月次祭当日(毎月1日・5日)には、木瓜紋の印影が入った御朱印も頂けるようです。
くわしくは以下の記事をご覧ください。
豊川夏まつり【例大祭】
からくり花火と手筒花火の様子(こちら三河放送局より)
7月20日に近い…
- 金曜日(小祭):からくり花火、打上花火、子供連大筒
- 土曜日(中祭):綱火、手筒煙火、大筒、笹踊り
- 日曜日(大祭):神幸祭(神輿渡御)、笹踊り、山車
※参拝の栞をもとに作成
からくり・打ち上げ・綱火・手筒などの煙火(花火)の時間は、例年「17:30~21:45」となっています(参考:豊川夏まつり|豊川市観光協会)
豊川3大夏祭りの1つとも言われる「豊川夏まつり」は、豊川進雄神社の祭礼です。
7月20日に近い金土日の3日間にわたって、からくり煙火・綱火・手筒煙火・笹踊り・山車などの行事が行われます。
綱火のクライマックス「追綱」。YouTubeからシェアさせていただきました
中でも注目は、拝殿から鳥居まで100mに渡って張られた麻綱に長さ15cmほどの噴出煙火を走らせる「綱火」。
上の動画(わずか11秒の長さです)からも、そのカッコよさ&迫力が伝わってきます。ぜひ生で見てみたい!
納札所
- 元旦:新年祭
- 2月3日:節分祭
- 2月11日:祈年祭
- 6月下旬:大祓祭
- 7月20日に近い金・土・日:例大祭
- 旧暦6月19日:旧祭(陰祭)
- 旧暦8月1日:八朔祭
- 11月中旬:七五三祭
- 11月23日:新嘗祭
- 12月下旬:大祓祭
- 毎月1日・15日:月次祭
※参拝の栞をもとに作成
ココまでに載せきれなかった境内風景(写真4枚)を、ギュッと凝縮しました!
- [左上]十二社
境内西に鎮座。左奥から順に、猿田彦神社・多賀神社・石上神社・三峰神社・諏訪神社・神明社・市神社・鍬神社・稲荷神社・駒嶽神社・秋葉神社・満良神社・津島神社です - [右上]蔵
祭礼に使う道具などを保管しているのでしょうか - [左下]矢場
拝殿左には矢場が。三輪神社(名古屋市中区)に尾張藩の矢場跡があったのを思い出しました - [右下]本殿
写真右奥の建物。一般的な神社建築とは異なっており興味深いです
なお、僕の参拝所要時間は御朱印を頂く時間含め30分弱でした。
観光・お出かけの計画を立てる際の参考にしていただければと思います。
豊川進雄神社へのアクセス【地図】
- 住所:愛知県豊川市豊川西町134
- 電話:0533-86-2920
- 電車でのアクセス:豊川駅(JR飯田線)・豊川稲荷駅(名鉄豊川線)から徒歩4分
- 車でのアクセス:豊川IC(東名高速道路)から7分
豊川進雄神社の駐車場
境内南が駐車場になっています。
現地の表記を見るに参拝時は無料。
それ以外でも500円で駐車できます。
ココに車を停めて、豊川稲荷への参拝や表参道での食べ歩きなど、豊川観光の拠点にするのもアリかもしれません
駐車場の様子。初詣時期などは境内奥や向かいにも停められそうです
まとめ
社務所(昭和7年造営)
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事の要点をまとめました。
- 豊川進雄神社は、厄除け・疾病退散の神様として信仰を集める神社
- 神社では御朱印を頂けた
- 7月20日に近い週末に行われる豊川夏まつりは豊川進雄神社の祭礼
氏子さんでしょうか、神社の方にも大変良くしていただき、ステキな参拝となりました。
近くに来た際は、またお参りしようと思います。
稲田神社社殿
さて、次に向かったのは稲田神社(いなだじんじゃ)。
由緒にも登場した、豊川進雄神社の元宮です。
以下から次のページへお進みください。
次のページはこちら【稲田神社】
稲田神社(愛知県豊川市)にお参りしたので、由緒(歴史)・境内風景・アクセス情報をまとめておきます。場所はJR豊川駅東口からすぐ。豊川進雄神社の元宮&御旅所で、かつては稲田姫(スサノオの妃)が祀られていたそうです。
豊川進雄神社周辺の神社仏閣
- >>光明寺(徒歩3分・法然上人三河二十五霊場第9番)
- >>豊川稲荷(徒歩4分・日本三大稲荷の1つ。門前町のいなり寿司も美味しかった)
- >>三明寺(徒歩9分・国指定重要文化財の三重塔は必見)
- >>砥鹿神社(車で12分・三河国一宮&延喜式内社。「東海地方の総鎮守」とも)
三河の神社仏閣一覧
愛知県三河エリアの神社仏閣を市町村別に紹介しています。神社仏閣巡りや観光旅行・お出かけの参考になれば幸いです。