なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
清涼山曹源寺(愛知県豊明市)にお参りして、ステキな時間を過ごしてきました。
曹源寺は、日本三大新四国霊場の一つとされる、知多四国八十八ヶ所霊場の第1番札所。
「桶狭間の戦い」の地から近く、今川義元の位牌を祀る、曹洞宗のお寺です。
山門(豊明市指定有形文化財・梶野清右衛門寄進)
このページでは、そんな曹源寺の「アクセス・駐車場」「見どころ・歴史」「頂いた御朱印」について紹介していきます。
- 曹源寺への行き方を知りたい!
- 桶狭間の戦いと曹源寺の住職に、深い関係があるって聞いたけど?
- 曹源寺の御朱印を見てみたい…
といった場合などに、参考にしていただければと。
まずは曹源寺がどこにあるのか、アクセス・駐車場情報からいきますね。
刈谷万燈祭で知られる、秋葉社に続いての参拝です!
曹源寺(豊明市)へのアクセス【地図】
- 住所:愛知県豊明市栄町内山45
- 電話:0562-97-0915
- アクセス:前後駅(名鉄名古屋本線)から徒歩12分
最寄り駅・名鉄前後駅から曹源寺への徒歩ルートを、上の地図に示しました。
名鉄名古屋駅から前後駅へは、急行で19分(5駅)です。
セブンイレブンを曲がったあとは、歩道のない、やや細い道が続きます。お気をつけて!
曹源寺入口(前後駅側)
上の写真が、前後駅から歩いた場合のお寺の入口です。
山門は、左前方(境内南)にありますよ。
曹源寺(豊明市)の駐車場
境内南東に、アスファルト舗装された広い駐車場が完備されていました。
南側から進入し、山門の前を通って駐車場に向かうカタチになるかと思います。
駐車場入口
引き続き、曹源寺の見どころや、頂いた御朱印について紹介していきますね
曹源寺(豊明市)の見どころ
本堂【歴史】
本堂
曹源寺の開創は鎌倉時代。
もとは天台宗でしたが、永正2年(1505年)に、開山の実田以耘大和尚によって曹洞宗に改められました。
承応3年(1654年)には、火災によって山門の扉2枚を残し伽藍を焼失。
これを機に、1kmほど離れた現在の地に伽藍を再建します。
准胝観音
江戸時代から、この地域の中本山としての格を誇り、今では愛知県下に多くの檀信徒とのつながりを持つそうです。
鬼瓦
個人的に印象に残っているのが、本堂正面の鬼瓦。
お腹がポッコリ出ているのがカワイイです(笑)
戦人塚【桶狭間の戦い】
戦人塚(国指定史跡)
戦人塚は、永禄3年(1560年)に起きた「桶狭間の戦い」の戦死者を供養する塚です。
当時の曹源寺二世住職・快翁龍喜和尚は、戦傷者を収容して介護、約2500人の戦死者を各所に葬って引導焼香したと伝えられています。
現在も6月第1土曜日に、前後区が主催者となり、曹源寺の住職による法要が営まれているそうですよ。
戦人塚は、前後駅や国道1号を挟んだ反対側にあります!
開山堂【今川義元の位牌】
曹源寺の本堂奥に建つ開山堂(位牌堂)には、桶狭間の戦いで戦死した今川義元や松井宗信の位牌が祀られています。
今回、お寺の方のご厚意によって、特別に拝観することができました。ありがたい…!
開山堂には、曹源寺開山実田以耘禅師、永平寺開山承陽大師(道元)、総持寺開山常済大師の木像も安置されていました。
永平寺と総持寺は曹洞宗の大本山。それぞれ福井県永平寺町と横浜市鶴見区にあります
豊明の大根炊き【ご利益】
今日はいい肉の日ですが、地元のお寺では年に一回の大根炊きの盛大な祭りの日。
友達とみんなで曹源寺で大根もらってランチしてフリマ行ってまったり楽しんできました(*´∀`*)
メ~テレの撮影も来てました♪ pic.twitter.com/XcvzeKhz43— あっこ△ (@acco_sama) November 29, 2019
毎年11月29日に行なわれる「烏枢沙摩明王尊大祭」は、「豊明の大根炊き」として知られています。
祈祷された大根を「ふろふき大根」にして、「結び昆布」と一緒に食べることで、健康で寝たきりにならないよう願う行事です。
当日は多くの人で賑わい、6500人分(!)のふろふき大根と、持ち帰り用の10000個(!!)の生大根が用意されるそうですよ。
法要時間は午前8時から午後2時。前後駅からシャトルバスも運行されるようです!
烏枢沙摩明王のお札
烏枢沙摩明王は「トイレの神様」としても有名です。
曹源寺のお手洗いにも、上のとおり、お札が貼られていました。
鐘楼(文化10年建立)
- 1月1日~3日:三元祈祷
- 2月15日:涅槃会
- 3月20日:春季彼岸納骨祭
- 4月29日:文化講演会
- 8月8日:一般施餓鬼会
- 8月9日:初盆施餓鬼会
- 8月13日~15日:盂蘭盆会
- 8月15日:精霊送り会
- 9月20日:永代経及び秋季彼岸納骨祭
- 9月29日:法話会(不定期)
- 11月29日:豊明の大根炊き大祭
- 12月31日:除夜の鐘
- 毎月29日:縁日祈祷祭
- 9の付く日:九の市(朝市)
※公式サイト、豊明市観光協会Webサイトをもとに作成
九の市に並ぶ野菜は、その日に碧南市の市場で仕入れる新鮮なもの。果物、鮮魚・干し物、たい焼き・たこ焼き、衣料品、瀬戸物なども並ぶそうです!
曹源寺(豊明市)の御朱印【知多四国1番】
曹源寺の御朱印(知多四国八十八ヶ所霊場 第1番札所)
知多四国八十八ヶ所霊場の専用納経帳に頂いた、曹源寺の御朱印です。
御本尊・釈迦如来と、弘法大師さまの御尊像が描かれているのがありがたい…!
知多四国霊場会公認奉納経と納め札
曹源寺では、専用納経帳(御朱印帳)と納め札も授かっております。
マイペースで霊場巡りを楽しむぞ!
御朱印を拝受した場所や時間などは、以下のリンクをご覧ください。
リンク先には、通常の御朱印帳に記帳していただいた、釈迦如来の御朱印も掲載しています!
五鈷杵(ごこしょ)
お大師さまがいらっしゃる弘法堂の前には、五鈷杵が置かれていました。
静かに撫でることで、身にまつわる諸々の因縁や、押し寄せる諸悪運を防いでくれると伝わるそうです。ナデナデ…!
曹源寺(豊明市)の境内風景
ココまでに載せきれなかった、曹源寺の境内風景をお届けします。
「写真4枚×2」にギュッと凝縮しました!
- 水屋(手水舎)
数寄屋造り&桧皮葺きの屋根が味わい深い…。水かけ地蔵もいらっしゃいました - 築地塀・石仏
築地塀の総延長は120m。立派な建造物です - フクロウ
ヨーロッパで知性と賢さのシンボルとされる鳥。かわいい - 彼岸桜(ヒガンサクラ)
二代目の桜。植物絡みで「境内の紅葉やナンジャモンジャが美しい」との口コミも散見されます
- 永代供養墓
宗派を問わず受け入れており、永代経法要は毎年9月20日。33回忌までハガキで案内が届きます - 亀・玉砂利
亀は長寿や夫婦円満の象徴とされています。玉砂利が美しく掃き清められていて気持ちよかった - 水琴窟
手前の石の部分に水を注ぐと、心地よい音色が流れます - 明道稲荷(飛地境内)
御本尊は明道尼。明道尼がこのあたりに東海道の旅人の無料休憩所として、庵を建立したことに由来するそうです
明道稲荷の場所は、国道1号の信号交差点「螺貝」から南西に200mほどの所。名鉄の線路のすぐ南です
まとめ【参拝時間】
観音堂
- 御本尊:釈迦如来
- 宗派:曹洞宗
- 霊場札所など:知多四国八十八ヶ所霊場第1番札所、桶狭間十三仏霊場第2・11・13番札所、御母公二十一ヶ所霊場第1番札所
- 御詠歌:知多四国第一番におはします 曹源寺なる釈迦の尊さ
- 公式サイト:豊明曹源寺
※公式サイト、遍路知多めぐり(知多四国霊場会,2005)をもとに作成
最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。
- 曹源寺は知多四国八十八ヶ所霊場の第1番札所
- 桶狭間の戦いで命を落とした今川義元の位牌を祀る
- 11月29日の烏蒭沙摩明王尊大祭は「豊明の大根炊き」として知られる
僕の参拝所要時間は、御朱印拝受や開山堂(位牌)の拝観を含めて約50分でした。
観光・お出かけの計画を立てる際の参考にしていただければと思います。
北崎極楽寺(大府市)の千体弘法大師と御朱印
さて、曹源寺の次にお参りしたのは、知多四国第2番の法蔵山極楽寺(ごくらくじ)です。
極楽寺は、無量寿仏を御本尊として祀る浄土宗のお寺。
弘法堂の両脇に並ぶ「千体弘法大師」は圧巻でした…!
以下から次のページへお進みください。
法蔵山極楽寺(愛知県大府市)にお参りしました。このページにお寺の「アクセス・駐車場」「見どころ・歴史」「頂いた御朱印」についてまとめておきます。知多四国八十八ヶ所霊場の第2番札所。無量寿仏を御本尊として祀る、浄土宗のお寺です。
曹源寺(豊明市)周辺の神社仏閣
- >>西福寺(車で8分・三河三弘法&三河新四国第2番「見送り弘法大師」)
- >>密蔵院(車で9分・三河三弘法&三河新四国第3番「流涕弘法大師」)
- >>総持寺(車で10分・知立神社の元神宮寺。弘法大師自作「流汗不動明王」を祀る)
- >>鳴海八幡宮(車で13分・成海神社とともに今川義元から社領寄進の記録が残る)
尾張の神社仏閣一覧
愛知県尾張エリアの神社仏閣を市町村別に紹介しています。神社仏閣巡りや観光旅行・お出かけの参考になれば幸いです。