なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
大縣神社(愛知県犬山市)にお参りしました。
主祭神の大縣大神はもとより、摂社・姫之宮も「女性の守護神」や「縁結びの神様」として有名ですね!
このページでは、そんな大縣神社の見どころからアクセス情報まで幅広く紹介していきます。
- 大縣神社にお参りしたい
- 「むすひ池」や「縁結びの石」があるって聞いたけど?
- 奥宮に参拝する際の所要時間を知りたい
- 豊年祭や梅まつりの様子が気になる…
- 境内の様子を見てみたい!
といった場合などに、参考にしていただければと思います。
「大縣神社=女性」「田縣神社=男性」として、セットでお参りする人も多い神社です。大縣神社から田縣神社は車で7分程度かな
大縣神社とは【ご利益など】
入口鳥居。標柱に「式内大社」とあります
- 御祭神:大縣大神
- ご利益(御神徳):事業繁栄、開運厄除け
- 創建:垂仁天皇27年(紀元前3年)
- 社格など:尾張国二宮、延喜式内社(名神大社)、国幣中社、別表神社、二等級
- 例祭日:10月10日
※参拝の栞、愛知縣神社名鑑などをもとに作成
大縣神社(大県神社)は、尾張開拓の祖神である大縣大神を祀る神社。
参拝のしおりによると、事業繁栄や開運厄除の守護神として仰がれているんだとか。
社殿(拝殿)
また現在の社殿は、尾張藩主2代目・徳川光友公が寛文元年(1661年)に再興した建物。
中でも「三棟造」「大縣造」とも称される特殊な様式の本殿は、国の重要文化財に指定されているそうです。
尾張造はお参りするときの「神様に包まれている感」がスゴいです。開放的・(祭文殿含め)横に広い・左右対称といった特徴がそうさせるのかな
大縣神社の見どころ
楽田駅(大縣神社の最寄り駅)そばの社号標
冒頭で触れた姫之宮や本宮山頂の奥宮など、大縣神社の見どころはさまざま。
順番に紹介しますね。
姫之宮【女性の守護神】
姫之宮
- 御祭神:玉比売命、倉稲魂神
- ご利益(御神徳):安産、子授け、縁結び、夫婦円満、子育て、婦人病、五穀増産、商売繁盛
まずは摂社・姫之宮から。
御祭神の神裔(神の子孫)である玉比売命を祀り、古来から女性の守護神として称えられてきた神社です。
境内にはお宮参りだと思われる参拝客も多数いらっしゃいました。安産祈願(懐妊5か月目の戌の日)や子宝祈願にくる人も多いようです
そして姫之宮のまわりには、4つの注目ポイントが。順番にあげていきます!
むすひ池【沈む時間で占い】
むすひ池。本宮山(神社の神体山)から湧き出た御水を湛えます
1つ目は、社殿の裏手にあるむすひ池。
願い事を書いた祈願用紙の上に100円玉をのせ、池の水面に浮かべます。
祈願用紙(初穂料100円)
祈願用紙の沈む時間が早ければ願い事が早く叶い、遅ければ縁が遠いといわれるそうです。
また近くで沈むと身近に、遠くで沈むと遠方にご縁があるんだとか。面白いですね。
八重垣神社(島根県松江市)みたいだ。ちなみに、八重垣神社のWebサイトには「早い=15分以内」「遅い=30分以上」とあります。どちらにせよ、かなりの長期戦です(笑)
縁結びの石【ハート型】
むすひ池の奥には、ハートの形をした自然石・縁結びの石が。
女性が左側に座ってお祈りすると、良いご縁に恵まれるそうです。
大縣神社の公式サイトでも「密かなパワースポット」として紹介されていますよ。
ミニ鳥居(開運鳥居)
こちらはミニ鳥居。
開運鳥居とも呼ばれ、願いを込めてくぐります(初穂料200円)。
サイズ感がかわいいですね。
以前、洲崎神社(名古屋市中区)にお参りした際も小さな鳥居がありましたが、くぐる部分だけ見ればこちらの鳥居のほうが小さいかも!
姫石【女性の象徴】
ラストは姫石。
田縣神社のソレと比べれば直接的ではありませんが、霊験あらたかな雰囲気が漂っておりました。
奥宮【本宮山頂】
尾張本宮山(標高292.8m)山頂に鎮座する奥宮にも参拝しました。
もともとこちらが本宮で、垂仁天皇27年に今の場所(里宮)に遷座したそうです。
姫之宮からさらに奥に進んだ所に登山口となる「二の鳥居」があります(下の写真)。
若干の立入禁止感がありますが、地元の方が進んでいくのを見て、僕も鳥居をくぐって山頂へ(よく見ると「車両進入禁止」の看板がありますね)。
登山道(ハイキングコース)の様子や三角点の写真も下に載せておきます。
コロナ禍による運動不足が一気に解消されました!
下は頂上からの眺めです。
ナゴヤドームや東山スカイタワーも見えましたよ。
僕の場合、奥宮への参拝所要時間は往復で約50分でしたね。
登山口鳥居(二の鳥居)をくぐって少し進んだ右側に、姫之宮の奥宮に続く鳥居(上の写真)があります。
鳥居をくぐり、5分ほど進むと…
霊験あらたかな雰囲気漂う岩が祠の背後に。気になる…
姫之宮の奥宮が(上の写真)。
大縣神社の奥宮に向かう際は10人ほどとすれ違いましたが、こちらは誰とも会いませんでした。
人気が少ないとパワースポット感が増しますね。
大縣神社は「豊年祭」と「梅まつり」も有名なので、続けて紹介します!
豊年祭
五穀豊穣と国家安泰を祈願する豊年祭(ほうねんさい)。
毎年3月15日以前の日曜日に催行され、尾張に春を呼ぶお祭りとして知られます。
お祭りの様子を収めたYouTube動画をシェアさせていただきました。
キラキラ輝く黄金色の神輿と大きな鏡餅が印象的です。
屋台もたくさん出ていますね。
梅まつり
梅園
2月中旬から3月にかけては、梅まつりが開催されます。
こちらもYouTubeからお祭りの様子をシェアさせていただきます。
それにしても梅の密度がスゴい。
「梅のトンネル」とは、まさにこのことですね。
くわしい開花状況などは公式サイトをご覧くださいませ。
太宰府天満宮(福岡県太宰府市)や結城神社(三重県津市)など、梅の名所として知られる神社から奉納された梅も多くありました。立札を眺めるだけでも楽しかった
姫之宮脇の神輿庫
- 1月1日:歳旦祭(初詣)
- 1月3日:初ゑびす祭(愛知三大えびすの1つ)
- 2月中旬~3月:梅まつり
- 3月3日:人形焼納祭(人形供養)
- 3月15日以前の日曜日:豊年祭
- 8月7日8日:八ッ八祭(書道展)
- 10月10日:例祭
- 11月:七五三
- 11月23日:新嘗祭
- 毎月1日:月次祭
※参拝のしおりをもとに作成
その他の見どころを一気に!
ココまでに載せきれなかった大縣神社の境内の様子を、写真4枚×2部作でお届けします。
まずは下の4枚から!
- [左上]摂社 大国恵比須神社
大国主大神、事代主神ほか十五柱を祀ります - [右上]儺追布
尾張大國霊神社の「なおいぎれ」を思い出しました - [左下]大縣神社の大スギ
御神木。犬山市内で最大級のスギだそうです - [右下]さざれ石
国歌「君が代」に登場するアレですね
>>さざれ石のあった神社仏閣まとめ
続いて下の4枚です。
四つ葉のクローバーがインスタ映えしそう。
- [左上]伊勢神宮遥拝所
大縣神社と伊勢神宮を結んだ線上には熱田神宮も重なるそうです - [右上]招福ねずみ
新しそうな雰囲気。コロナ前だったら撫でてた - [左下]楽田神社
地元の英霊を祀ります。以前は楽田城跡に祀られていたようです - [右下]四つ葉のクローバー絵馬
キレイ! 三光稲荷神社のハートの絵馬と一緒に奉納したくなりますね
ステキな境内でした。記事の後半では、頂いた御朱印や神社へのアクセスなどを取り上げます
大縣神社の授与品
大縣神社授与所
授与所には御神札・お守り・おみくじなどがズラリと並んでいました。
ココでは頂いた御朱印と御朱印帳をメインにご紹介します。
「子授け」のお守りに関しても触れますね。
御朱印・御朱印帳
大縣神社で頂いた2種類の御朱印が下の写真です。
右側が通常御朱印。
左側が梅まつり(2月中旬~3月下旬ごろ)の限定御朱印となっています。
そして、大縣神社ではオリジナル御朱印帳も拝受しました。下の写真です。
おうちで「梅まつり」を楽しめるかのような、上品でかわいらしい梅のデザイン。
金色の神紋(九枚笹)もお気に入りです!
なお、御朱印の頂き方(場所・値段・時間)など、さらに詳しくは以下のリンクをご覧ください。
>>[詳細]大縣神社の御朱印と御朱印帳お守り【子授け】
女性の守護神・姫宮があることで、大縣神社には子授けや安産などのお守りを受けに参拝される方も多いようです。
デリケートな面を含むためSNSからのシェアは避けますが、大縣神社で「子授守」を授かったという、不妊治療中だと思われる方の投稿なども見受けられました。
境内の様子を見ていても、ご夫婦や女性同士(女友達・親子二世代)での参拝客が非常に多く、女性に人気の神社であることは間違いないかと!
大縣神社へのアクセス
- 住所:愛知県犬山市字宮山3
- 電話:0568-67-1017
- 参拝時間:6:00~20:00
- 公式サイト:大縣神社
- 車でのアクセス
- 東京大阪から:小牧IC(名神/東名高速道路)から15分
- 名古屋から:小牧北出口(名古屋高速11号小牧線)から15分
- 長野から:小牧東IC(中央自動車道)から15分
- 電車でのアクセス:楽田駅(名鉄小牧線)から徒歩20分
名古屋駅から向かう場合は、まず名鉄名古屋駅から犬山駅へ。犬山駅で名鉄小牧線の普通電車に乗り換えて、2つ目の駅が楽田駅です。名鉄名古屋駅から楽田駅までの所要時間は約45分です
楽田駅
大縣神社の駐車場
鳥居脇と境内北西の2か所に無料駐車場があります(両方のPにトイレ完備)。
初詣時期などには臨時駐車場も用意されますよ。
北西駐車場
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。
- 大縣神社は延喜式内社&尾張国二宮など由緒ある神社
- 摂社・姫之宮も「女性の守護神」「縁結びの神様」として人気
- 本宮山頂には奥宮が。往復1時間ほどで参拝できる
- 豊年祭や梅まつりも有名
- 御朱印や子授守などの授与品も頂ける
なお、奥宮にお参り「しない」場合の参拝所要時間のめやすは30分といった所ですね。
参考にしていただければ幸いです。
ちなみに奥宮への参拝(本宮山への登山)のキツさは、尾張戸神社と同じくらいだと感じました。尾張戸神社は名古屋市で一番高い東谷山頂(198.3m)に鎮座する延喜式内社です
尾張冨士大宮浅間神社の色玉石
さて、大縣神社をあとにして次に向かったのは天下の奇祭「石上げ祭」で有名な尾張冨士大宮浅間神社。
徒歩で1時間弱、車なら約12分での到着です。
尾張冨士(標高277m)の山頂には、大宮浅間神社の奥宮があり、こちらにも参拝しましたよ(翌日筋肉痛になったのは言うまでもない)。
以下から次のページへとお進みください。
次のページはこちら【尾張冨士大宮浅間神社】
尾張冨士大宮浅間神社(愛知県犬山市)にお参りしました。この記事で、神社の見どころ(ご利益・石上げ祭など)や、アクセス・駐車場情報まで幅広くご紹介していきます。尾張冨士の頂上に鎮座する奥宮にも「青の色玉石」を持って参拝してきましたよ。
大縣神社周辺の寺社史跡
尾張五社(諸説あり)
尾張五社
- >>熱田神宮(名古屋市熱田区)
- >>尾張大國霊神社(稲沢市国府宮)
- >>津島神社(津島市神明町)
- >>針綱神社(犬山市犬山)
- >>千代保稲荷神社(岐阜県海津市)
- >>真清田神社(一宮市真清田)
- >>大縣神社(犬山市宮山)
尾張国を代表する神社をまとめた「尾張五社」。この記事では、どこを尾張五社とするか考えたときに有力となる3つの説と、その説に登場する7つの神社のハイライトをまとめました。おちょぼ稲荷(岐阜県海津市)が尾張五社に含まれるなんて話も!?
尾張の神社仏閣一覧
愛知県尾張エリアの神社仏閣を市町村別に紹介しています。神社仏閣巡りや観光旅行・お出かけの参考になれば幸いです。