丹生神社(三重県多気町)鳥居と社号標01
鳥居と社号標

なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
丹生神社(三重県多気町)にお参りしました。
聖武天皇が東大寺大仏殿建立の際、水銀の産出をこの神に祈ったところ、たちまち水銀が湧出したと伝わる延喜式内社です。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

「にうじんじゃ」とも「にゅうじんじゃ」とも読むようです。隣接する丹生大師神宮寺に続いての参拝です!

丹生神社へのアクセス【地図】

丹生神社(三重県多気町)アクセスマップ
© OpenStreetMap contributors

  • 住所:三重県多気郡多気町丹生3999
  • 電話:0598-49-3199
  • アクセス
    • 勢和多気IC(紀勢自動車道)から5分
    • JR多気駅から町営バス多気勢和線「丹生大師」バス停下車すぐ(平日のみ)
  • トイレ:あり(社務所脇)
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

VISON(ヴィソン)から車で10分ほどで着きます。僕はこの日、ヴィソン→丹生大師→丹生神社→いなべ市梅林公園とドライブしました!

丹生神社の駐車場

丹生神社(三重県多気町)駐車場マップ
© OpenStreetMap contributors

ふれあいの館の駐車場を利用できます。鳥居前に「駐車の方はふれあいの館(無料駐車場)にお入れ下さい」の掲示がありました。

ふれあいの館(三重県多気町)
ふれあいの館

丹生神社の御朱印

丹生神社(三重県多気町)の御朱印01

>>[詳細]丹生神社の御朱印|頒布場所や時間など

丹生神社の歴史【由緒】

丹生神社(三重県多気町)社殿02
社殿

神社の創始は第26代継体天皇16年(523年)。
古代から水銀の産地として名高く、天平15年(743年)に「丹生明神」と名付けられました。「丹」とは、水銀の原料となる硫化鉱物「辰砂(しんしゃ)」の昔の呼び名です。

また、弘仁10年(819年)に嵯峨天皇が降雨や晴天を祈ると、見事に叶ったため「祈雨・祈晴の神様」とも言われています。

このほか、伊勢神宮外宮と縁の深い檜垣氏が神主を務めたことから、延宝5年(1677年)から昭和5年(1930年)まで、神宮の遷宮ごとに古殿材を譲り受けて遷座を執り行なっていたそうです(参考:参拝のしおり、現地案内板)。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

大仏のメッキに使われた約2トンの水銀の大部分が伊勢国丹生産だったそう。お隣・丹生大師では、辰砂の実物を手に持たせてもらいました。想像以上にズッシリ重かった…!

丹生神社(三重県多気町)本殿
本殿

丹生神社の御祭神
埴山姫はにやまひめ水波賣みづはのめ天照大御神あまてらすおほみかみ
拷幡千々比賣たぐはたちちひめ武甕槌たけみかづち齋主いわひぬし
天津兜屋根あまつこやね姫大神ひめおほかみ大己貴おおなむち
活津彦根いくつひこね熊野樟日くまのくすひ饒速日命
猿田彦さるたひこ大山祇おおやまつみ田山比賣たやまひめ
月讀つきよみ素盞烏すさのお気吹主いぶきぬし

※太字は主祭神。参拝のしおり、三重県神社庁教化委員会をもとに作成

丹生神社の見どころ

  • 丹生中神社(金山彦命・金山比女命他17柱)
    延喜式内社。神宝に「金山鎚」「金山桶」「金山籠」の三種があり、水銀との深い関係が窺えます
  • 梛の木(御神木)
    「ナギ=和(な)ぎ」に通じることから、幸福、金運、家内安全、縁結びなどのご利益があるとされます
  • 伊勢椿の原木
    「本草学(ほんぞうがく)」の書物にも登場する園芸品種。本草学とは、植物や鉱物の効能などを研究する学問です
  • 対面石(正面鳥居)
    弘法大師が鳥居をくぐった際、目の前に丹生都比売が現れて、神宮寺へ案内した伝説が残ります(参考:多気町公式サイト)
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

ヴィソンにも「本草エリア」がありますね。江戸時代中期の本草学者・野呂元丈(のろげんじょう)が多気出身なんだそうです!

まとめ【参拝時間】

最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 丹生神社は「水銀の神」「祈雨・祈晴の神」と伝わる延喜式内社
  • 向かいの「ふれあいの館」の駐車場を利用可能

僕の参拝所要時間は、御朱印拝受の時間を含めて20分ほどでした。
観光・お出かけの計画を立てる際の参考にしていただければと思います。

>>多気町の神社仏閣一覧

宮川神社(愛知県津島市)
宮川神社(愛知県津島市)

さて、次にお参りしたのは宮川神社
尾張津島天王祭(津島神社祭礼)の会場・天王川公園西に鎮座する神社です。
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