雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)参拝ガイド

なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)にお参りして、ステキな時間を過ごしてきました。

このページで、宝蔵院の歴史&ご利益や、頂いた御朱印、そしてアクセス・駐車場情報について紹介します。

  • 宝蔵院ってどんなお寺なの?
  • 宝蔵院の御朱印を見てみたい!
  • 最寄り駅からの行き方が気になる…

といった場合などに、参考にしていただければと。
まずは、宝蔵院がどんなお寺なのか、簡単に説明しますね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

千代保稲荷神社名古屋支所(千種区)に続いての参拝です。宝蔵院と聞くと、宝蔵院流槍術や、ソレを完成したとされる宝蔵院胤舜いんしゅんを思い出します!

宝蔵院とは【歴史】

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)山門(鐘楼)
山門(鐘楼)

雲龍山寶藏院(ほうぞういん)

  • 御本尊:地蔵菩薩
  • 御真言:おん かーかーか びさんまえい そわか
  • 宗派:真言宗智山派
  • 開山:汲範上人
  • 霊場札所など:名古屋二十一大師霊場第10番

※名古屋二十一大師霊場巡礼マップ、書籍「愛知札所めぐり」「中川区の歴史」などをもとに作成

宝蔵院は、近鉄伏屋駅の近くにある、真言宗智山派のお寺です。
行基が彫ったと伝わる、木仏立像の地蔵菩薩を本尊として祀っています。

>>[参考]前田・戸田ふるさとコース|名古屋市

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)本堂
本堂

お寺は永正年中(1504~1521年)に、汲範上人によって開創され、昔は雲竜山無動寺南蔵院と呼ばれていました(行基菩薩が開基で、汲範上人が中興とも)。

その後、宝永7年(1710年)に、現在の名前に改号したそうです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

お寺には、木喰もくじきが享和元年(1801年)に作った千手観音菩薩も安置されているんだとか。愛知県内で3体のみ確認されているようです(書籍「愛知札所めぐり」による)

宝蔵院のご利益は?

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)おもかる地蔵
おもかる地蔵

宝蔵院のお地蔵さまは、昔から病気を治してくれるありがたい仏様として、広く知れ渡っていたんだそう。

本堂の前には、願い事をした後に持ち上げて、思ったより軽く感じれば願いが叶いやすくなると言われる、上のおもかる地蔵や…

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)身代わり六地蔵
身代わり六地蔵

僕らの身代わりになって、あらゆる苦しみを受けてくれる「身代わり六地蔵」もいらっしゃいましたよ。

旅行安全のご利益も!?

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)布施屋稲荷
境内の稲荷社。石碑に”布施屋”の文字が

お寺の地名「伏屋」は、元は「布施屋」といい、お布施の気持ちで宿を提供する村だったことから、多くの旅人がココを往来していたんだとか(地名の由来については諸説あり)。

そのため、旅の安全祈願所(布施屋地蔵寶藏院)としても有名だったようです。

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)親子カエルの石像(手水舎)
親子カエルの石像(手水舎)

手水舎には、「無事帰る」にかけてでしょうか、親子カエルの石像もありましたよ。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

二見興玉神社(三重県伊勢市)の「二見蛙」を思い出しました!

宝蔵院の境内風景

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)観音堂(観自在・千手観音)
観音堂

本堂にお参りしたあとは、「観自在」の扁額が掲げられた、上の観音堂にもお参り。
黄金色に輝く、立派な千手観音像が祀られていました。

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)お福石
お福石

こちらの「お福石」も印象に残っています。
非常に縁起の良さそうな名前です。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

宝蔵院の境内には、ほかにも目を引く石像などがいっぱい。以下にギュッと凝縮してお届けします!

  • [左上]五大明王像
    左から順に、大威徳明王・軍荼利明王・不動明王・降三世明王・金剛夜叉明王です
  • [右上]お砂踏み
    弘法大師像と観世音菩薩像。四国八十八霊場・坂東三十三霊場・秩父三十四観音などの霊場名が刻まれていました
  • [左下]象(ゾウ)
    子供が喜びそう。亀の像もありました
  • [右下]庭園
    美しく整備されていました。山号(雲龍山)のとおり、龍が宿しているとも言われているそうです

なお、僕の参拝所要時間は、このあと紹介する御朱印拝受の時間を含めて約45分でした。
観光・お出かけの計画を立てる際の参考にしていただければと思います。

宝蔵院の御朱印

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)の御朱印
宝蔵院で頂いた御朱印

宝蔵院では、本尊・地蔵菩薩(地蔵尊)の御朱印を頂きました。
左上に添えられたアマビエがかわいい…!

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)の御朱印(名古屋二十一大師霊場専用納経帳・第10番)
名古屋二十一大師霊場専用納経帳

さらに、名古屋二十一大師霊場の専用納経帳にも朱印を頂いております。
御朱印を拝受した場所や時間については、以下のリンクをご覧ください。

>>[詳細]宝蔵院の御朱印|場所や時間など

宝蔵院へのアクセス【地図】

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)アクセスマップ
© OpenStreetMap contributors

  • 住所:愛知県名古屋市中川区伏屋2-707
  • 電話:052-301-7688
  • アクセス
    • 伏屋駅(近鉄名古屋線)から徒歩2分
    • 伏屋バス停(市バス金山22系統)から徒歩5分
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

名古屋駅から向かう場合は、近鉄の普通列車に乗ればOK。近鉄名古屋駅~伏屋駅は5駅10分です(運賃260円)

宝蔵院の駐車場

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)駐車場マップ
© OpenStreetMap contributors

山門前に、6台ほど停められそうな駐車場がありました。
境内南から進入できます。

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)駐車場入口
駐車場入口

まとめ

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)不動堂
立派な建物。「不動尊」の扁額が掲げられていました

最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 宝蔵院は、近鉄伏屋駅の近くにある真言宗智山派のお寺
  • 本尊の地蔵菩薩は行基が彫ったと伝わる
  • お寺では、本尊と弘法大師(名古屋二十一大師霊場)の御朱印を頂いた

雲龍山宝蔵院(名古屋市中川区)休憩所
休憩所

境内には、屋根付きの休憩所もあったため、とても居心地が良かったです。
近くに来た際は、またお参りさせてもらおうと思います。


花林山弥勒院(名古屋市熱田区)朱塗りの門
花林山弥勒院(名古屋市熱田区)朱塗りの門

さて、日を改めて、宝蔵院の次にお参りしたのは花林山弥勒院(みろくいん)

場所は熱田神宮のほど近く。
「菖蒲池赤門寺の弘法さま」として知られる、真言宗豊山派のお寺です。
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次のページはこちら【弥勒院】

宝蔵院周辺の神社仏閣

  • >>岩塚七所社(車で9分・尾張三大奇祭の1つ「きねこさ祭り」で有名)
  • >>金山神社(車で15分・カナヤマヒコが御祭神。御神木は県内最大級の銀杏)
  • >>素盞男神社(車で16分・中村日赤近く。このあたりでは珍しい「酉の市」で知られる)
  • >>住吉社(車で17分・八熊通沿い。住吉大社から住吉神を勧請し鎮座)

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