なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
霊鷲山長母寺(名古屋市東区)にお参りして、ステキな時間を過ごしてきました。
長母寺は尾張三十三観音霊場の第28番札所。
矢田川南にある臨済宗東福寺派のお寺です。
山門(国登録文化財)
このページでは、そんな長母寺の「アクセス・駐車場情報」「見どころ」「頂いた御朱印」「歴史」について紹介していきます。
- 長母寺への行き方を知りたい!
- お寺に重要文化財があるって聞いたけど?
- 長母寺の御朱印を見てみたい…
といった場合などに、参考にしていただければと。
まずはアクセス・駐車場情報からいきますね。
金刀比羅社(刈谷市)に続いての参拝です!
長母寺へのアクセス【地図】
- 住所:愛知県名古屋市東区矢田3-13-71
- 電話:052-711-5636
- アクセス
- 矢田駅(名鉄瀬戸線)から徒歩6分
- 長母寺前(市バス)から徒歩6分
最寄り駅・矢田駅から長母寺への徒歩ルートを、上の地図に示しました。
栄町・大曽根方面から矢田駅に到着の場合は、赤い矢印ルートで。
尾張瀬戸方面から矢田駅に到着の場合は、緑の矢印を進んだあと、赤い矢印に合流して長母寺に向かうカタチになります。
尾張三十三観音霊場の第27番札所・喜昌院からは、名鉄瀬戸線で1本(水野駅~矢田駅)とアクセス良好です!
石段入口
長母寺の駐車場
境内が駐車場になっていました。
山門脇から進入できます。
長母寺へは、矢田川の堤防道路を西進(北進)して向かうのがスムーズかと思います。
車両進入口(写真左が山門)
引き続き、長母寺の見どころや頂いた御朱印などを紹介していきます!
長母寺の見どころ
本堂【登録有形文化財】
本堂
長母寺の本堂は国の登録有形文化財(建造物)です。
「わびさび」という言葉がしっくりくる、長母寺境内の中心的存在。
本堂前で手を合わせると、ココロがゆっくりほぐれていくのを感じました。
庫裡(庫裏)
本堂のほかに、庫裡・山門も国の登録有形文化財になっています。
御朱印をいただく際に、庫裡の中にお邪魔したのですが、天井も高く、たいへん広々としていましたよ。
素晴らしい空間でした…!
開山堂【木造無住国師坐像】
開山堂
開山堂には、国指定重要文化財の「木造無住国師坐像」が安置されています。
>>[参考]国指定文化財|名古屋市 無住国師は「沙石集」や「雑談集」などの仏教説話で知られる、鎌倉後期の僧。
仏教の教えである「法華経」を分かりやすく歌えるようにした「尾張万歳」は、無住国師が始めたと言われているんです。
尾張万歳(ナゴヤ歴史探検・名古屋市教育委員会指導室)
そして、現在の「上方漫才」は、この尾張万歳から派生したものなんだとか。
ということは、M-1グランプリのルーツも、ココ長母寺にあるということに!?
- >>[参考1]尾張万歳|尾張万歳保存会
- >>[参考2]国指定重要無形民俗文化財 尾張万歳|知多市
長母寺の御朱印
長母寺では、上の「聖観世音」の御朱印を頂きました。
尾張三十三観音霊場専用納経帳
加えて、尾張三十三観音霊場の専用納経帳(御朱印帳)にも朱印を頂いております。
御朱印を拝受した場所や時間については、以下のリンクをご覧ください。
最後に、長母寺の境内風景とともに、お寺の歴史について簡単にまとめておきます!
長母寺の歴史・境内風景
四国八十八ヶ所(?)
お寺の創建は、平安時代にあたる治承3年(1179年)です。
尾張守護職の山田次郎重忠が、ここ木賀崎(木ヶ崎)の地に建立したとされています。
その後荒廃しますが、弘長3年(1262年)に、山田道園坊夫妻が母親のために再興。
無住国師が迎えられたのはこの時で、宗派も天台宗から臨済宗に改められました。
熱田神宮(熱田社)
ちなみに長母寺は建立以来、矢田川の北に位置していました。
しかし、明治4年(1767年)の大洪水で河道が変わり、矢田川の南に位置することになったそうです。
さざれ石
- 治承3年(1179年):山田重忠が亀鏡山桃尾寺として創建
- 弘長3年(1263年)ごろ:山田道園坊夫妻が母・長母院のために再建。長母寺となる
→無住国師を開山住職とし、天台宗から臨済宗に改宗 - 康永2年(1343年):足利尊氏の祈願所となる
- 天和2年(1682年):尾張2代藩主・徳川光友の命により雪渓恵恭和尚が再興
※現地立札(名古屋市教育委員会)、文化財ナビ愛知をもとに作成
写真のさざれ石は、かつて大曽根にあった料亭「十州楼」からの寄贈。十州楼の名付け親は伊藤博文です(参考:料亭の文化 十州楼|Network2010)
まとめ
伊藤萬蔵寄進(?)の石造物
- 御本尊:阿弥陀如来
- 宗派:臨済宗東福寺派
- 開山:無住国師
- 霊場札所など:尾張三十三観音霊場(東海百観音霊場)第28番札所
※現地立札(名古屋市教育委員会)、文化財ナビ愛知、説話の書物(名古屋大学附属図書館,2005)、尾張三十三観音霊場専用納経帳をもとに作成
最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。
- 長母寺は矢田川の南に位置する臨済宗東福寺派のお寺
- 本堂・庫裡・山門は国の登録有形文化財
- 開山無住国師は、尾張万歳や尾張四観音の創始者ともされる
いやぁ、趣あふれるステキな境内でした。
なお、僕の参拝所要時間は、御朱印拝受の時間を含めて30分弱。
観光・お出かけの計画を立てる際の参考にしていただければと思います!
勝川大弘法(春日井市)
さて、長母寺をあとにして、次に向かったのは勝川大弘法 崇彦寺(しゅうげんじ)。
高さ18mの修行大師像は圧巻の一言です…!
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次のページはこちら【勝川大弘法】
勝川大弘法(勝満山崇彦寺・愛知県春日井市)にお参りしたので、お寺の「アクセス・駐車場情報」「見どころ・歴史」「頂いた御朱印」についてまとめておきます。御本尊は薬師瑠璃光如来。高さ18mの修行大師像で知られる、高野山真言宗のお寺です。
長母寺周辺の神社仏閣
- >>常光院(徒歩13分・山田天満宮隣。名古屋二十一大師霊場第8番札所)
- >>東界寺(車で9分・耳の病に霊験あらたかな薬師如来を祀る。名古屋21大師第7番)
- >>久国寺(車で12分・岡本太郎作「歓喜の鐘」や浅野祥雲作の護国観音像で有名)
- >>建中寺(車で12分・尾張徳川家先祖代々の菩提寺として建立。東海36不動第8番など)
名古屋市の神社仏閣一覧
名古屋市の神社仏閣をエリア別に紹介しています。神社仏閣巡りや観光旅行・お出かけの参考になれば幸いです。