なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
小牧神明社(愛知県小牧市)にお参りして、気持ちの良い時間を過ごしてきました。
毎年8月に行われる秋葉祭で有名な神社です。
この記事に、そんな小牧神明社の御祭神やアクセス情報などをまとめておきます。
- 小牧神明社にお参りしたい!
- 境内の様子が気になる…
- 神社に駐車場はあるのかな?
といった場合は、ぜひ参考にしていただければと。
まずは、小牧神明社の御祭神や由緒から紹介しますね。
小牧山城(小牧市歴史館)展望室からの眺め
小牧神明社とは?【御祭神】
拝殿
- 御祭神:天照大神、金山彦神、建速須佐之男命
※境内石碑には”健速須佐之男命”とありました - ご利益:災厄除け
- 創建:永禄6年(1563年)
- 社格:五等級、旧指定郷社
- 例祭日:4月第2日曜日(小牧祭/春祭)
※境内石碑、愛知縣神社名鑑などをもとに作成
小牧神明社の御祭神は、天照大神・金山彦神・建速須佐之男命の三柱。
境内の石碑によると、永禄6年の創建後に南宮社(明治42年)と津島社(同44年)を合祀したそうなので、カナヤマヒコとスサノオはそのタイミングで御祭神に加わったのかもしれません。
小牧神明社の由緒【信長・家康】
清洲城(愛知県清須市)
織田信長が清洲城から小牧山城へ居城を移した際、鬼門の守護神として御園神明社(清須市一場)を分祀するカタチで、小牧神明社を造営したんだとか。
また天正12年(1584年)の小牧・長久手の戦いでは、小牧山に布陣した徳川家康や織田信雄(信長の次男)も崇敬したと伝わるそうですよ。
戦国武将の名だたる顔ぶれにワクワクします! ちなみに、御園神明社は清洲城の北500mほどの所に鎮座しています。清州三社の一つです
小牧神明社の境内風景【見どころ】
ここからは小牧神明社の境内風景をお届け。
僕がお参りした流れに沿って紹介しますね。
境内南の正面鳥居をくぐり、拝殿へと向かいます。
鳥居と拝殿のあいだには蕃塀(ばんぺい)が。
歴史を感じさせつつも、フォルムは綺麗に保たれており、なかなかにエモいです。
拝殿に辿り着く前に、もうひとつ目を引いたのが、上の立派な「連理木(クスノキ)」。
縁結びや夫婦円満の御神木として大切にされているそうです。
今回のお参りでもっともパワーを感じたのが(個人的パワースポット)、この連理木でした!
そして拝殿でお参りしたあとは、境内社などにもお参り。
引き続き紹介していきます。
小牧神明社の境内社など
上の社殿には、稲荷社・須佐之男社・秋葉社・天神社・御嶽社が祀られていました。
狛狐の姿も見えますね。
建物の横には、ちょこんと金比羅社が。
境内の石碑から察するに、大正3年に合祀されたようです。
たくさんの鳥居と幟が奉納されており、こちらも目立っていました、御林稲荷社です。
昔、小牧神明社北の「御林」と呼ばれる徳川義直(初代尾張藩主)の土地に、「お梅」という美しい女狐が祀られた「お梅稲荷」があったのが御林稲荷社の由来だそうです。
大正12年(1923年)に旧制小牧中学校(現在の小牧高校)が建てられた際、祠が小牧神明社に遷されたそう。徳川義直はこのあと紹介する、小牧神明社の春祭にも深く関係しています
ほかにもいくつかの境内社などが、広々とした境内に点在するように祀られていました。
まとめて一気にどうぞ!
- [左上]津島神社
後ろに見えるのは小牧神明社の本殿です - [右上]山神社(山の神社)
大正2年に秋葉社とともに合祀された模様 - [左下]市神
祠は見当たりませんがコレも守護神ですね - [右下]松尾神社
御林稲荷社の近くに祀られていました
さて記事の後半では、小牧神明社の三大祭と、駐車場を含むアクセス情報をお届けします。
小牧神明社の三大祭
- 小牧祭(春祭・4月第2日曜日)
- 秋葉祭(8月20日前後の土・日曜日)
- 天王南宮祭(秋祭・10月第2日曜日)
小牧祭(春祭)【日本舞踊】
尾張藩初代藩主の徳川義直が小牧山に遊びに来た際、牡丹の造花を子供に持たせ、歌ったり舞ったりさせたのが小牧祭(春祭)の始まり。
現在の小牧祭では、境内に曳き出された山車の舞台で日本舞踊の奉納が行われています。
小牧祭の様子を収めたと思われる、貴重なYouTube動画を見つけたので上にシェアさせていただきました。小さな女の子が見事な踊りを披露しています。美しい身のこなし…!
秋葉祭【からくり人形】
山車は小牧市指定有形民俗文化財です
秋葉祭は、小牧神明社境内の秋葉社の祭礼。
土曜日の宵祭では提灯を飾り付けた4台の山車が町内を練り歩き、日曜日の本祭では秋葉神明社境内でからくり人形の演舞が奉納されます。
小牧市の公式YouTubeチャンネルから、宵祭の様子を上にシェアさせていただきました。ラピオに山車が集結するんですね。楽しそう!
>>小牧市指定有形民俗文化財 秋葉祭の山車|小牧市公式サイト
天王南宮祭【オマント】
本日、小牧は晴天です。
午後からは、小牧神明社で市の無形民俗文化財・五本棒オマント奉納神事 オマント祭が行われます。
現在、町内を馬が回っています🐴 pic.twitter.com/sJYapo0Z6n— 宝飾工房 K's CRAFT (@KsCRAFT1) October 13, 2019
ラストは天王南宮祭(秋祭)。
「五本棒オマント奉納神事」(小牧市指定無形民俗文化財)が小牧神明社の境内で奉納されます。
ラピオと小牧神明社の間にある「宝飾工房 K’s CRAFT」さんが、お祭り当日の様子をツイートしていらっしゃいましたので、上にシェアさせていただきました。
もともとは熱田神宮まで行進していたようですが、乱暴狼藉が多いことから行進を禁止され、小牧宿内での祭りになったんだとか。盛り上がり過ぎたのかな
小牧神明社へのアクセス
- 住所:愛知県小牧市小牧5-153
- 電話:0568-77-5081
- 電車でのアクセス:小牧駅(名鉄小牧線)から徒歩10分
- 車でのアクセス:小牧IC(名神/東名高速道路)から5分
名鉄小牧駅から小牧山城や間々観音に歩いて向かう途中にあるので、合わせてお参りするのもオススメです
小牧駅。名鉄小牧ホテルと直結しています
小牧神明社の駐車場
美しくアスファルト舗装された駐車場がありました(上の写真)。
境内南東から進入できます。
まとめ
二代目神馬(平成20年復元)。ちなみに小牧神明社に御朱印はなさそうです
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事の要点をまとめました。
- 織田信長が小牧山城の鬼門守護として御園神明社を分祀したのが神社の始まり
- 小牧長久手の戦いで徳川家康や織田信雄も崇敬したと伝わる
- 春祭では日本舞踊の奉納が、秋葉祭では山車の練り歩き&からくり人形の演舞の奉納が行われる
境内が広々としており、お参りしていてとても気分が良かったです。
タイミングが合えば、お祭りにもお邪魔させてもらおう。
山口八幡社の門
この日のお参りはこれにて終了。
日を改めて次に参拝したのは、瀬戸市の山口八幡社です。
鶴岡八幡宮などのソレを、ギューッ!と圧縮したかのような、可愛らしい門が印象的でした。
以下から次の記事へとお進みください。
次の記事はこちら【山口八幡社】
山口八幡社(愛知県瀬戸市)にお参りして、心地よい時間を過ごしてきました。この記事で神社の御祭神や由緒、さらには頂いた御朱印やアクセス・駐車場情報まで幅広くご紹介します。神社に隣接する山口郷土資料館も無料で見学できますよ。
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