なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
富士浅間神社(愛知県東郷町)にお参りしました。
鎮座地は東郷高校の隣。15000坪の社有地を有する、五等級の神社です。
石鳥居と社号標
鳥居の向こうに真っすぐ伸びる表参道と、その両脇にズラリと並ぶ千本幟(奉納幟)。
美しい光景に、参拝前から気持ちが高まります。
このページには、富士浅間神社の歴史や頂いた御朱印、アクセス・駐車場情報についてまとめておきますね。
富士浅間神社の兼務社・山神神社(東郷町春木白土)に続いてのお参りです。ちなみに、東郷高校は佐藤二朗さん(俳優など)の出身校です
富士浅間神社(東郷町)の歴史
拝殿と大幟
- 御祭神:木之花咲夜姫命、素戔嗚尊、大物主命、崇徳天皇
- 社格など:五等級、旧指定村社、延喜式内社論社
- 例祭日:7月第1日曜日
- ご利益:子供の神様、安産
- 公式サイト:富士浅間神社|東郷町子供の神様
※東郷村誌(1957)、愛知縣神社名鑑(愛知県神社庁,1992)、公式サイトをもとに作成
公式サイトによると、富士浅間神社の旧名は、延喜式神名帳(愛智郡)にある「伊副神社」とのこと。
境内由緒にも「式内社」の文字が見えました。
どうやらこのあたりは、瀬戸焼や常滑焼の源流になった日本屈指の大窯業地「猿投窯」として栄えていたようです(参考:愛知県陶磁美術館)。
式内社調査報告第8巻(式内社研究会,1989)には、伊副神社の鎮座地候補として、祐福寺村のほか「猪伏村(知多郡)・宇福寺村(春日井郡)・名古屋広小路通付近」などが登場します。僕が参拝した神社だと、伊勝八幡宮(昭和区)境内にも伊副神社がありました
本殿
神社は猿投古窯群の北遷にともない、一時衰退。
しかしその後、祐福寺の「奥の院」として富士浅間大神が勧請され、子供の守り神として崇敬を集めます。
永禄3年(1560年)の桶狭間の戦いにおいては、今川義元方の残党によって、消失の難にあったとの記録も残されているそうですよ。
奥宮からの景色
奥宮遠景
拝殿でお参りしたあとは、108段の石段を上った先にある奥宮へ向かいます。
上の写真は、表参道から撮った1枚。奥宮ソレ自体の遠景もステキです。
奥宮での参拝を終え、振り返ると…
奥宮からの眺め
ご覧のとおり、素晴らしい景色が広がっていました。
上の写真の右下に見えるのが社殿です。左端にそびえる木もどこか神々しい…!
奥宮の周りには、山の名称などが書かれた案内板が設置されており、知識を身に付けながら眺望を楽しむことができました。
公式サイトには、よりクリアな眺望写真が掲載されていますよ(トップページ2022年2月6日のトピック)。
左上の写真に写る高層マンションは、米野木駅前の「レーヴ日進」(トヨタ自動車独身寮)。右上の写真右端の建物は、愛知池西の「尾三衛生組合 東郷美化センター」だと思われます
富士浅間神社の御朱印
富士浅間神社で記帳していただいた御朱印です。
富士浅間神社では、ほかに山神神社・白鳥神社・八事御嶽神社の御朱印も拝受しています。
富士浅間神社へのアクセス【地図】
- 住所:愛知県愛知郡東郷町春木狐塚3801-1
- 電話:0561-39-2457
- アクセス:赤池駅から名鉄バスに乗車、祐福寺バス停で下車し徒歩8分
- その他:トイレあり(表参道東)
公共交通機関で向かう場合は、赤池駅(地下鉄鶴舞線/名鉄豊田線)から、以下の名鉄バスのいずれかの系統に乗車します。
- 45系統(祐福寺経由 前後駅行き)
- 46系統(祐福寺行き)
- 47系統(同上)
祐福寺バス停で下車したら、信号交差点「祐福寺」を北へ。
しばらく進むと、神社の石標と看板が建っている参道入口に到着しますよ。
なお、日進駅と知立駅を結ぶ、名鉄バスの系統もあります(23,25系統)。先に登場した赤池駅と前後駅を含め、4つの鉄道駅からアクセス可能というわけですね
富士浅間神社の駐車場
境内西に「参拝者専用駐車場」の幟が立っていました。
県道57号瀬戸大府東海線の「春木台南(春木台四丁目)」信号交差点を東へ進めば、あとは至る所に神社への案内看板が出ています。
参拝者駐車場
富士浅間神社の境内風景
手水舎
ココまでに載せきれなかった、富士浅間神社の境内風景をお届けします。
写真4枚にギュッと凝縮しました!
- 神楽殿
祭事の際はこちらで巫女舞が奉納される模様。左奥には秋葉社と天王社が鎮座しています - 虎の大絵馬
寅年の初詣に向けて準備が進められていました。東郷高校美術部の作品とのことです - 焚き火(お焚き上げ?どんど焼き?)
こちらもお正月の準備中。丸太をふんだんに用いており迫力満点です - 末社(拝殿脇)
手前から順に八王子社、北野社、御鍬社、熊野社、三島社、鹿島社、山神社、箱根社、伊豆社。並びが美しい…!
境内にはほかにも日吉社、金毘羅社、神明社、白山社、御嶽社、厳島社、護国社と、たくさんの境内社がありました!
まとめ【参拝時間】
行者堂
最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。
- 富士浅間神社は、東郷高校の隣に鎮座する五等級の神社
- 108段の石段を上った先にある、奥宮からの見晴らしはバツグン
- 境内西に参拝者駐車場あり
なお、僕の参拝所要時間は、御朱印拝受の時間を含めて50分ほどでした。
観光・お出かけの計画を立てる際の参考にしていただければと思います。
さて、富士浅間神社の次にお参りしたのは、中川区の須佐之男社(すさのおしゃ)。
堀川の開削工事に合わせて、津島神社からスサノオを勧請したとされる神社です。
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次のページはこちら【須佐之男社】
須佐之男社(名古屋市中川区柳川町)に参拝したので「歴史」「御朱印」「アクセス・駐車場情報」についてまとめました。場所は八熊通の信号交差点「住吉橋東」南西。堀川の開削に合わせ、津島神社からスサノオを勧請したのが始まりと伝わる神社です。
富士浅間神社周辺の神社仏閣
- >>山神神社(車で8分・石標「磨砂採掘地跡」が印象的。東郷町と緑区の境界付近に鎮座)
- >>白鳥神社(車で9分・小牧長久手の戦いで永井直勝が戦勝祈願したと伝わる古社)
- >>三好八幡社(車で11分・二台の山車を曳き廻す秋の大祭で知られる)
- >>曹源寺(車で16分・知多四国第1番。開山堂に今川義元の位牌を祀る)
尾張の神社仏閣一覧
愛知県尾張エリアの神社仏閣を市町村別に紹介しています。神社仏閣巡りや観光旅行・お出かけの参考になれば幸いです。