八幡山古墳(名古屋市昭和区)を訪問しました。
場所は鶴舞公園の東端。御器所台地上の標高12mの位置に築かれた、直径82m、高さ10mの規模を誇る東海地方最大の円墳です。
八幡山古墳は史跡保護のため立入禁止となっています。円墳のまわりを20分ほどかけて一周し、散策を楽しみました!
このページには八幡山古墳のアクセス・駐車場情報や、古墳の歴史についてまとめておきますね。
入海貝塚(東浦町)に続いての史跡訪問です!
八幡山古墳へのアクセス【地図】
- 住所:愛知県名古屋市昭和区山脇町1-32
- 電話:052-733-8340(鶴舞公園事務所・緑化センター)
- アクセス:鶴舞駅(JR中央本線/地下鉄鶴舞線)から徒歩9分
- トイレ:あり(古墳南のミニスポーツ広場)
最寄り駅・鶴舞駅から八幡山古墳への徒歩ルートを地図に示しました。
名古屋駅から鶴舞駅へはJR中央本線で1本です(2駅7分190円)。
御器所台地には八幡山古墳をはじめ、一本松古墳(名古屋工業大学構内)などを含めた古墳群が形成されており、八幡山古墳はその中心的古墳だと考えられています(参考:現地案内板)
八幡山古墳の駐車場
古墳東にコインパーキング「タイムズ山脇町」があります。駐車料金は60分220円です(24時間最大550円・10台収容)。
あるいは鶴舞公園南駐車場に停めるのもおすすめです(20分100円・88台収容)。
八幡山古墳の歴史
航空写真(Googleマップより)
八幡山古墳は5世紀前半に名古屋台地を支配した豪族の墳墓と考えられています。
かつては御器所八幡宮の奥宮が鎮座していました。
大正8年(1919年)に鶴舞公園に編入され、昭和6年(1931年)には国の史跡に指定。
しかし、戦争による高射砲陣地設営のため老松が伐採され、出土した埴輪なども戦災で失われます。
戦後ふたたび緑化され、現在は特別緑地保全地区となっています。
なお、発掘調査は行なわれたことがなく埋葬施設などは不明です。墳丘上では、円筒埴輪・朝顔形埴輪・家形埴輪・蓋形埴輪の埴輪片が採集されています。
>>[関連]八幡山古墳の桜を見てきたよ|見ごろなど現地案内板によると、これだけ大規模な古墳が前方後円墳でなく円墳であることは、この地域の古墳の動向を考えるうえで重要なんだそう。たしかに「大きな古墳=前方後円墳」のイメージがありますね
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