山神神社(愛知県東郷町)参拝ガイド

なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
山神神社(愛知県東郷町)にお参りしました。
富士浅間神社(東郷町春木)の兼務神社です。

山神神社(愛知県東郷町)鳥居
一の鳥居

鎮座地は、信号交差点「白土西」のそば。
このあたりは車でよく通るのですが、道路が入り組んでいる&交通量がそれなりに多いこともあり(いつも以上に運転に集中せざるを得ない)、最近まで神社の存在に気付いていませんでした…!

このページには、山神神社の「歴史」「境内風景(磨砂採掘地跡など)」「頂いた御朱印」「アクセス・駐車場情報」についてまとめておきますね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

同じく富士浅間神社の兼務社である、白鳥神社(東郷町諸輪)に続いての参拝です!

山神神社(東郷町)の歴史

山神神社(愛知県東郷町)鳥居と拝殿
二の鳥居と拝殿

山神神社

※東郷村誌(1957)、愛知縣神社名鑑(愛知県神社庁,1992)、公式ページをもとに作成

公式ページによると、山神神社の創建は文化4年(1811年)。この年の棟札「奉勧請山神一社」が残っているようです。

いっぽうで、東郷村誌や愛知縣神社名鑑には、寛正11年(1799年)が創建年だとする旨の記載も見られます。
どちらにせよ、神社の始まりが江戸時代後期であることは間違いなさそうですね。

磨砂採掘地跡【石標】

山神神社(愛知県東郷町)石碑「磨砂採掘地跡」と鬼瓦
石標「磨砂採掘地跡」。左下に並ぶのは鬼瓦でしょうか

境内に建つ「磨砂採掘地跡」の石標。
広報とうごう(Vol.515)などによると、東郷町(白土・諸輪・和合)では、明治初期から昭和49年頃まで「磨き砂」が採取されていたんだとか。

公式ページに「寛政以前は人家が無かった」「磨砂の産出と共に部落が発展」とあるので、

  • 江戸後期に、この地で磨き砂が見つかる
  • 磨き砂の採取を生業とするため、人が集まる
  • 氏神として山神神社が勧請創建される
    (東郷村誌によると当時の氏子は八戸)

こんな流れだったのでしょうか。磨き砂が末永く採れるよう神様にお祈りする、氏子さんの姿が目に浮かびます。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

磨き砂とは、金属を磨くのに用いる砂のこと。正体はおそらく火山灰で、このあたりは「東郷火山灰層」などとして知られているようです(参考:東海層群に挟在する大田テフラ層と三浦層群のテフラ層との対比|J-Stage)

山神神社の御朱印

山神神社(愛知県東郷町)の御朱印01

山神神社の御朱印です。
御朱印は、本務神社・富士浅間神社で記帳していただきました。

>>[詳細]山神神社(東郷町)の御朱印

山神神社へのアクセス【地図】

山神神社(愛知県東郷町)アクセスマップ
© OpenStreetMap contributors

  • 住所:愛知県愛知郡東郷町春木白土1
  • アクセス

最寄り駅・赤池駅と山神神社の位置関係を、上の地図に示しました。
赤池駅から路線バスで、東白土バス停まで行くことも可能です。
その場合は、名鉄バスの「35・45・46」のいずれかの系統に乗車すればよろしいかと。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

本数は1時間に2本程度。系統35と45は前後駅行きで、系統46は祐福寺行きです

>>[参考]路線バス|名鉄バス

山神神社の駐車場

山神神社(愛知県東郷町)駐車場マップ
© OpenStreetMap contributors

僕は今回クルマでお参りしました。
社務所に神社の方が詰めていらっしゃったので、許可をいただいて社務所前のスペースに駐車した次第です。

山神神社(愛知県東郷町)車両進入口
車両進入口(左奥が社務所)

山神神社のその他の境内風景

山神神社(愛知県東郷町)水鉢
水鉢

ココまでに載せきれなかった、山神神社の境内風景をお届けします。
写真4枚にギュッと凝縮しました!

  • 手水石
    刻まれた「水」の1文字が印象的。「漱水」や「洗心」など、2文字以上の場合が多いのでは
  • 津島神社分社・秋葉山分社
    「津島神社」の石標が2つある…! 境内看板などによると、昔は多賀神社も鎮座していたとのこと
  • 白土神社戦没者慰霊碑
    少し話がそれますが、神社の住所でもある「白土(しろつち)」は、磨き砂の見た目から来ているようです
  • 社務所
    お参りしたのは大晦日。初詣に向けてお札やお守りなど、授与品の準備が進められていました

まとめ【参拝時間】

山神神社(愛知県東郷町)焚き火
焚き火(お焚き上げ?)

最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 山神神社は江戸時代後期に創建された神社
  • 境内には「磨砂採掘地跡」の石標も
  • 最寄り駅は赤池駅。1時間に2本程度バスも出ている

なお、僕の境内散策にかかった時間(参拝所要時間)は10分ほどでした。
観光・お出かけの計画を立てる際の参考にしていただければと思います。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

そういえば、読み方は「やまのかみじんじゃ」「やまがみじんじゃ」「やまかみじんじゃ」どれだろう…? 神社の方に伺えばよかったです


富士浅間神社(愛知県東郷町)奥宮と御朱印
富士浅間神社(東郷町春木狐塚)奥宮

さて、次にお参りしたのは、山神神社の本務社である富士浅間神社(ふじせんげんじんじゃ)です。

奥宮からの眺めが素晴らしく、中央アルプスや御嶽山、さらには名港トリトンや刈谷ハイウェイオアシスの観覧車などが見えました。
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次のページはこちら【富士浅間神社】

山神神社周辺の神社仏閣

  • >>白鳥神社(車で11分・小牧長久手の戦いで永井直勝が戦勝祈願したと伝わる古社)
  • >>島田地蔵寺(車で13分・尾張六地蔵第5番。髪の毛にご利益のある「毛替地蔵」を祀る)
  • >>三好八幡社(車で13分・二台の山車を曳き廻す秋の大祭で知られる)
  • >>曹源寺(車で18分・知多四国第1番。開山堂に今川義元の位牌を祀る)

尾張の神社仏閣一覧

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