なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。
国指定史跡・入海貝塚(愛知県東浦町)を訪問しました。
緒川城址に続いての史跡訪問。衣浦湾に注ぐ境川流域の緒川の台地上、入海神社境内をなす縄文時代早期末の貝塚です。
入海神社社殿
貝層は入海神社の社殿東の段丘崖に沿って幅10m・長さ80mの範囲に分布しています。
貝層の厚さは40cm~110cm。貝の種類はハイガイ約75%、マガキ約15%でほかはアカニシやシジミです。
ハイガイは浅い海の干潟に生息するため、入海貝塚のまわりには干潟が発達した海岸が広がっていたと推測されています。
地面に貝殻を確認できました。7000年前の貝殻でしょうか…!
貝塚からは土器・土偶・石器・骨角器などが出土し、「入海式土器」と呼ばれる土器は東海地方の縄文時代早期の基準になっています(標識遺跡)。
表層からは弥生式土器も見つかっているそう。原始時代を通じての生活場所だったことが窺えます!
入海貝塚へのアクセス【地図】
- 住所:愛知県知多郡東浦町緒川屋敷壱区48
- 電話:0562-82-1188(東浦町郷土資料館)
- アクセス:緒川駅(JR武豊線)から徒歩8分
- トイレ:あり(入海神社社務所向かい)
入海貝塚の駐車場
駐車場
- 告示番号:文部省告示35号
- 種別:史跡名勝天然記念物
- 指定年月日:昭和28年(1953年)2月14日
- 指定区域:入海神社境内1200平方メートル
- 指定理由:日本の縄文時代早期文化を知るうえで価値が高い
※現地案内板(東浦町教育委員会)、文化遺産オンラインをもとに作成
最後までお読みいただきありがとうございます。見学にかかった時間(所要時間)は、入海神社へのお参りをあわせて45分ほどでした!
八幡山古墳(昭和区)
さて、次に訪問したのは名古屋市の八幡山古墳(はちまんやまこふん)。
御器所台地に築かれた、直径82m、高さ10mの規模を誇る東海地方最大の円墳です。
以下から次のページへお進みください。
八幡山古墳(名古屋市昭和区)を訪問したので、アクセス・駐車場情報や古墳の歴史についてまとめました。場所は鶴舞公園の東端。御器所台地上の標高12mの位置に築かれた、直径82m、高さ10mの規模を誇る東海地方最大の円墳です。
愛知県の史跡一覧
愛知県の史跡を市町村別に紹介しています。史跡巡りや観光旅行・お出かけの参考になれば幸いです。