なごやっくす(Twitter@omairi_dash)です。伊勢神宮の別宮14社にお参りしてきました。
別宮とは、正宮(本宮)に対する別宮(別け宮)。正宮に次ぐ重要なお宮とされています。
年間のさまざまなお祭りや式年遷宮は、正宮に準じて行なわれているんだとか
御朱印を頂ける別宮では、ありがたく御朱印も拝受しましたよ。この記事には…
- 別宮の一覧(14社・マップ付)
- 別宮で頂ける御朱印
- 僕がお参りした順番(参拝順序)
- 別宮のご利益など
といった情報をまとめておきますね。まずは14の別宮を、地図とともに一覧にしてお見せします。
別宮一覧【14社・地図(マップ)付】
※青いピンは両正宮(内宮・外宮)です
- 荒祭宮(皇大神宮 別宮)
- 月読宮(同上)
- 月読荒御魂宮(同上)
- 伊佐奈岐宮(同上)
- 伊佐奈弥宮(同上)
- 瀧原宮(同上)
- 瀧原並宮(同上)
- 伊雑宮(同上)
- 風日祈宮(同上)
- 倭姫宮(同上)
- 多賀宮(豊受大神宮 別宮)
- 土宮(同上)
- 月夜見宮(同上)
- 風宮(同上)
上が伊勢神宮の別宮14社の一覧です。
お宮が並立していたり、両正宮の神域内にあったりするため、大きく分けると7か所に鎮座していることになります。
そして、先ほどの一覧で太字で示した5つの別宮では、御朱印を受けられます。
別宮の御朱印【受付時間も】
別宮で拝受した五体の御朱印
- 受付場所:宿衛屋(授与所)
- 御朱印代(初穂料/値段):300円
- 受付時間:午前6時から参拝停止まで
御朱印を頂ける5つの別宮(月読宮・瀧原宮・伊雑宮・倭姫宮・月夜見宮)には宿衛屋があり、ソコで御朱印を受けられます。
月読宮の宿衛屋
また、御朱印の受付時間に関しては、伊勢神宮の公式サイトに以下の記載が。
- お神札、お守り、御朱印をいただくことができる時間を教えてください。
- 6時から参拝停止時間まで両宮神楽殿・別宮宿衛屋にて授与しております。(後略)
出典:よくあるご質問|伊勢神宮
別宮でも正宮と同じ時間(長さ)で御朱印を受けられるのは大変ありがたいですね。月ごとの参拝時間は以下になります。
月(暦) | 参拝停止時間 |
---|---|
10月・11月・12月 | 午後5時 |
1月・2月・3月・4月・9月 | 午後6時 |
5月・6月・7月・8月 | 午後7時 |
参考:ご参拝・ご祈祷|伊勢神宮
なお、伊勢神宮の御朱印に関する特集記事を以下にご用意しています。合わせてご覧ください
伊勢神宮で御朱印7体と2種類の御朱印帳を頂いたので、もらい方(場所・料金・時間)や、お参りした順番(地図付き)とともに記事にまとめました。
引き続き、僕がお参りした順番(参拝順序)についても触れておきます。
別宮の回り方(参拝順序)は?
- 外宮[豊受大神宮]
(正宮→多賀宮→土宮→風宮) - 内宮[皇大神宮]
(正宮→荒祭宮→風日祈宮) - 月読宮
(月読宮→月読荒御魂宮→伊佐奈岐宮→伊佐奈弥宮) - 倭姫宮
- 月夜見宮
- 伊雑宮
- 瀧原宮
(瀧原宮→瀧原並宮)
僕がお参りした(≒御朱印を頂いた)順番は上のとおり。参考にしたのは、伊勢神宮の公式サイトの以下の記載です。
- 内宮、外宮、別宮などお参りの順序はありますか?
- 外宮から内宮の順にお参りするのが昔からのならわしです。(後略)
出典:よくあるご質問|伊勢神宮
ご覧のとおり、別宮の参拝順序には触れられていません。
ですので、神域外の五社については、回りやすい順番でお参りしたのが正直なトコロですね。
さて、宿泊施設の広告を挟んで、最後に各別宮の御祭神やご利益などを紹介していきます。
広告は、僕が今回宿泊した「伊勢シティホテル」。安さと口コミ評価のバランスで選びました。ぐっすり眠れて満足しております
別宮のご利益など
内宮(皇大神宮)別宮
1.荒祭宮
- 御祭神:天照大御神荒御魂
- ご利益:諸願成就
- 鎮座地:内宮神域内
まずは荒祭宮。内宮の第一別宮です。個人的なお願いはココですると良い、なんてことも言われています。
テレビ番組(林修のニッポンドリル)の中でも“(荒祭宮では)個人的な願いをしても良い”と紹介されていましたよ
2.月読宮(月読荒御魂宮・伊佐奈岐宮・伊佐奈弥宮)
月読宮では四つのお宮が並立しています
- 御祭神:月読尊、月読尊荒御魂、伊弉諾尊、伊弉冉尊
- ご利益:暦を司る神
- 住所:伊勢市中村町742-1
- アクセス:近鉄五十鈴川駅から徒歩10分
続いて月読宮。暦を司る神様です。「月=女性」の印象が強いので、女性の味方になってくれそうなイメージがありますね。
3.瀧原宮(瀧原並宮)
- 御祭神:天照坐皇大御神御魂
※同じ御祭神を並立する二つのお宮で祭っています - ご利益:国家平安、五穀豊穣
- 住所:度会郡大紀町872
- アクセス:JR滝原駅から徒歩19分
3番目は瀧原宮。内宮から車で約40分の度会郡大紀町に鎮座しています。一説には、瀧原宮はゼロ磁場にあたるとも言われているんです。
ソレと関係しているのでしょうか、境内には、注連縄のように左ねじりになっている杉(スギ)の木も。パワースポット!?
4.伊雑宮
- 御祭神:天照大御神御魂
- ご利益:海の幸・山の幸の豊穣、国家安泰、大漁満足、海上安全
- 住所:志摩市磯部町上之郷374
- アクセス:近鉄上之郷駅から徒歩3分
4番目は伊雑宮。こちらは内宮から車で20分ほど。志摩市に鎮座する別宮です。
隣接する御料田(上の写真)で行なわれる御田植式は「日本三大御田植祭」の一つなんだとか。生で見てみたいなぁ。
5.風日祈宮
- 御祭神:級長津彦命、級長戸辺命
- ご利益:五穀豊穣(風雨を司る神)、国の安泰
- 鎮座地:内宮神域内
内宮神域内に鎮座する風日祈宮です。参拝の栞によると、鎌倉時代に蒙古軍を退けた御神威により別宮に加えられたということです。
6.倭姫宮
- 御祭神:倭姫命
- ご利益:経営基盤の確立、旅行安全
- 住所:伊勢市楠部町5
- アクセス:近鉄五十鈴川駅から徒歩7分
内宮別宮のラストは倭姫宮。大正時代に鎮座と、伊勢神宮の他のお宮と比べてかなり新しいのが特徴です。
神宮徴古館
宮域内には、神宮徴古館や神宮農業館などの博物館もあり、伊勢神宮を深く知るのにうってつけの場所ですよ。
続いて外宮の別宮紹介に移ります。お宮の数は4つです
外宮(豊受大神宮)別宮
1.多賀宮
- 御祭神:豊受大御神荒御魂
- ご利益:諸願成就
- 鎮座地:外宮神域内
外宮のトップバッターは多賀宮。外宮の第一別宮です。荒祭宮(内宮の第一別宮)同様、個人的なお願いはココですると良いんだとか。
2.土宮
- 御祭神:大土乃御祖神
- ご利益:河川の安全、土地の守護神
- 鎮座地:外宮神域内
続いて土宮。他の別宮がすべて南向きなのに対して、土宮だけは東向きに立っているのが特徴です。
3.月夜見宮
- 御祭神:月夜見尊、月夜見尊荒御魂
- ご利益:暦を司る神
- 住所:伊勢市宮後1
- アクセス:伊勢市駅(近鉄/JR)から徒歩10分
外宮の別宮の中で、唯一神域外に鎮座する月夜見宮。伊勢市駅から徒歩10分です。
社殿左には、お稲荷さんでしょうか、キツネの姿が(上の写真)。こちらでも手を合わせてお参りしましたよ。
何やら霊験あらたかな雰囲気が漂っておりました。パワースポットだったりするのかな
4.風宮
- 御祭神:級長津彦命、級長戸辺命
- ご利益:五穀豊穣(風雨を司る神)
- 鎮座地:外宮神域内
ラストは風宮。雨風は農作物に大きな影響を与えるため、昔から正宮に準じて丁重に祀っているそうです。
外宮の3つの別宮へ行くときは、上の亀石を渡ります。全体が甲羅、左端がカメの頭のようになっていますね。
最後までお読みいただきありがとうございます。この記事では伊勢神宮の別宮14社を紹介しました。改めて振り返ってみても、ステキなお伊勢参り(別宮巡り)だったなぁ。
なお、神宮とは両正宮と別宮(14社)に加え、109社の摂社・末社・所管社を合わせた125社の総称。いつか全てのお宮に参拝したいな
夫婦岩(二見興玉神社)
さてさて、今回の伊勢鳥羽観光(1泊2日)で訪れた寺社史跡を以下にまとめておきます。神社仏閣巡りの参考になれば幸いです。それでは!
三重県の神社仏閣【市町村別】
三重県の神社仏閣を市町村別に紹介しています。神社仏閣巡りや観光旅行・お出かけの参考になれば幸いです。